【野菜のイラスト】大阪しろな

新緑が目に眩しい、風薫る季節の到来。
八百屋さんの店頭でも、鮮やかな緑の野菜があふれ、
目からも栄養補給できている気分です。

大阪で古くから育てられ、親しまれてきた大阪野菜のご紹介。
第二回目は、とても身近な"お菜っ葉"です。

【大阪しろな／おおさかしろな】

ペアルック
「よう似たカッコ、好っきゃねん」

江戸時代から栽培の始まった大阪しろな。明治初期には天満橋や
天神橋筋周辺で盛んに栽培されたことから、「天満菜」の別名も。
現在も、菊菜や三つ葉、ほうれん草などと輪作され、大阪府下の畑で
盛んに栽培されています。早生、中生、晩生と品種が分化しているので、
1年中栽培が可能なため、夏場の野菜料理に欠かせません。
油揚げと一緒に炊いた「しろなと揚げさんの炊いたん」は、
大阪の代表的なお番菜のひとつ。

栽培地:大阪市、大阪府下
収穫時期:周年
特徴:葉柄が鮮明な白色で平軸。しゃきしゃきした歯ごたえ。

essay & illustration & cooking　　by naggy

＜参考＞
大阪市ホームページ　『大阪市なにわの伝統野菜』
大阪府ホームページ　『なにわの伝統野菜』
大阪府環境農林水産総合研究所　食の安全研究部ホームページ
大阪府泉州農と緑の総合事務所ホームページ
近畿農政局ホームページ
まるごと泉州ホームページ
JA全農青果センター株式会社ホームページ
『なにわ野菜-割烹指南-』　上野修三　著
『地方野菜大全』　タキイ種苗(株)出版部　編
『からだにおいしい野菜便利帳　伝統野菜・全国名物マップ』　高橋書店編集部　編