こんにちは!前回は私の1番好きな武将を紹介させて頂きました。
やはり好きな武将の紹介は書いていても自分自身楽しいものがありますね。
ちなみに自分の好きな武将達でもし五虎将軍を作るとしたら私の場合顔良、文醜、華雄、紀霊、夏侯淵というような具合になります。
もちろんこれは演義を基準にした場合です。
今日はこの中から1人紹介しようと思います。
いずれも演義においては猛将ですね、では正史ではどうでしょう。
三国志演義では董卓麾下の猛将として登場します。反董卓連合が結成されると董卓の命により汜水関に駐屯し、これを迎え撃ちます。
この時の華雄の活躍は凄まじいものがあります。
済国の相鮑信の弟鮑忠→華雄の奇襲を受け敗走、華雄に斬られる。
孫堅の配下祖茂→華雄に斬りかかるも逆に斬られる。
孫堅→華雄の夜襲を受け敗走。
袁術の配下兪涉→華雄に一騎打ちを挑むも斬られる。
韓馥の配下潘鳳→華雄に一騎打ちを挑むも斬られる
と連合諸将を多数討ち取ります。しかし最後は関羽に斬られています。
ですがこれはあくまで小説の中での話です。これら華雄に斬られた諸将の鮑忠、兪涉、潘鳳は演義にしか登場しない架空の人物です。また祖茂は実在の人物ですが別に戦死していません。
では正史での華雄を紹介しましょう。
正史三国志で華雄は董卓の武将胡軫の配下として登場します。
お気付きの方もいると思いますが演義で胡軫は華雄の副将として登場します。主従関係が逆になっていますね。
しかも華雄は都尉、とされているので将軍では無くただの将校に過ぎません。
191年、反董卓連合の孫堅は陽人に布陣しました。董卓は胡軫と呂布に討伐を命じます。
しかし胡軫と呂布は仲が非常に悪かった為、呂布は胡軫に手柄を立てさせまいと偽の情報を流しまくります。
訳の分からない情報が錯綜した胡軫の軍勢は戦う前から混乱状態に陥り、孫堅の猛攻を受け大敗北を喫します。これが反董卓連合と董卓軍との間で起こった最大規模の戦いである陽人の戦いです。
この戦いで主将の胡軫は何とか逃げ延びますが、かわりに華雄が孫堅軍の追撃を受ける事となり華雄は乱戦の中で戦死しました。
以上が華雄の正史における記録です。関羽に討たれたのも作り話で実際は誰かも分からない様な奴に討たれたようですね。
正直正史における華雄は小物でしかありません。
華雄ファンの私としては悲しい限りです。
兀突骨(烏戈国国王)「華雄の武は四海を奮わせた。稀代の英雄である」