猪谷六合雄著 雪に生きる
今から50年ほど前、冒頭の本を読んだ。
オリンピックスキー大回転銀メダリスト猪谷千春を育てた父六合雄氏の記録である。雪を求めて全国を転々とし自らの手で小屋を建てゲレンデを切り開き、千春氏を鍛え上げた経緯を書いた名著である。
10年ほど前この本を再び読みたくなったが絶版とのことでどこの本屋にもなかった。ネットで6万円との値段が付けられていてさすがに断念した。
奈川の近くにある乗鞍番所の猪谷スキー場も猪谷氏が切り開いたスキー場である。
そして偶然覗いた本屋でこの本の復刻版に出会った。
貪るように読んだ。スキーを愛し、雪を求めて赤城山から千島に渡り、そして乗鞍に本拠地を構え、乗鞍を愛した猪谷氏。今度生まれたら絶対スキーはしたくないと本人千春氏が言うほど鍛え
たトレーニング。やはりいい本だった。
足元にも及ばないが、奈川の自然を愛し、動き続けられるまでスキーをしたいと強く思った。
千春氏の弟さんは山での病気で早逝したが生きていたらやはり千春さんにも劣らないすごい選手になっていたに違いない。
野麦の山々の雪が消え庭にはカタクリが咲いている。
雪への思いはなかなか消えない。志賀高原、そして友人から聞いたシャルマン火打スキー場に今週末行こうと思っている。

