本日は、平成26年9月19日の金曜日です。この一週間の報告を申し上げます。

 現在、議員会館です。ここに、かわいいクマのぬいぐるみがあります。これは先々週にフィリピンとマレーシアを訪問した際にフィリピンのファヤタスで購入したものです。
 購入した場所は、ゴミの処分場があり、その周りに膨大な量の廃棄物の山がある場所でした。そのゴミの周りに何千人という人が居住し、ごみ処理で生計を立てています。特に、小さい子どもたちが非常に多く見受けられました。非常に貧しく、家計を助けるために親御さんが集まって、このようなぬいぐるみを作って販売しているということでした。
 ぬいぐるみを作る作業をサポートしているのが「I CAN (アイ キャン)」という日本のNPOで、日本の若い女性たちが、ずっと現地でサポートしていました。
 フィリピンの大学に留学したのをきっかけに、フィリピンに定住して貧しい人たちをサポートしている日本人の女性など、多くの日本の若者が支援活動をしていることに非常に感銘を受けました。
 フィリピンの大きな格差の現状をみると、適切な分配政策をしなければ持続的成長は危ういのではないか、ということを感じました。実際、フィリピンの上院議員との意見交換でもそのような認識を示す議員もおられました。

 今週は、16日と17日に民主党の国会議員を集めた合宿形式の研修会が、岩手県の盛岡市でありました。
 16日に、私は、社会保障総合調査会長として、これまでの調査会の活動や「中間とりまとめ」等について報告をしました。
 報告の際にお伝えしたのが、「安倍内閣は『分配か、成長か』という論の立て方をしているように見受けられるが、『分配か、成長か』の二者択一は誤りで、適切な分配なしには、持続的成長はできない」ということです。
 17日には、岩手県の被災地(陸前高田市と大船渡市)を訪問しました。
 私は、発災直後に陸前高田市を訪問したのですが、本当に大変な状況でした。今回、同じ場所に立ってみましたが、高台から低地に土砂を運んで整地をしている工事の様子などを見ることができて、様変わりでした。

 地元活動では、お祭りに参加いたしました。
お祭りでは、お神輿を一日中かつぎました。神事であるお神輿をかつぐことで、地域の絆が深まります。

 また、昨日には認知症サポーター講座を地元で開催させていただきました。この講座は認知症の方を見守るサポーターを養成する講座です。認知症の方に対する対応の仕方などを座学で学びます。一時間半程度の課程を終えると、受講の証のオレンジリングを身に着けます。

 今週、民主党の新しい体制がはじまりました。我々民主党は、心機一転、安倍内閣の問題点を厳しくチェックし、巨大与党が暴走しないよう、国民の皆様の期待に応えるよう一丸となって頑張ってまいります。

 明日は栃木県にお邪魔し、社会保障のお話をさせていただきます。