一週間の活動報告をいたします。
 今週は、5月10日土曜日に、群馬県で開催された社会保障に関する講演会に講師として参加してまいりました。また、5月12日月曜日には、山梨県で開催された衆議院厚生労働委員会の地方公聴会に出席し、地域のみなさんのご意見をお聞きしてまいりました。

 5月14日水曜日に開催された厚生労働委員会で、自民党・公明党により、医療・介護総合推進法案の強行採決がありました。この法律が施行されると、要支援の皆様の訪問介護と通所介護が、全国一律の介護給付から地方自治体の事業に移管され、介護予防が一番必要な方々が介護予防を受けられないといった事態が起こりかねません。介護予防が薄くなり、結果として、介護を必要とする人が増えてしまう懸念があり、引続き、しっかり議論してまいります。

 昨日の5月15日木曜日に、安倍晋三総理が集団的自衛権に関して記者会見を開きました。
 日本国憲法には13条の「幸福追求権」や25条の「生存権」といった国民の生活を守るための条文もあります。日本が滅びてしまえば、これらの条文も絵に描いた餅になります。だから、日本が存続するために必要最小限の武力行使(個別的自衛権)は現行の憲法でも容認されていると考えています。

 憲法を変えずに、集団的自衛権を認めるには、集団的自衛権を行使しなければ、日本が滅びる、という事例を示さなければなりません。来週から国会で精緻な議論をしなければなりません。

 集団的自衛権の議論は、日本の国柄を根本的に変える議論です。日本はどうあるべきかの根源的な議論なしに、拙速に閣議決定で決めてしまうのは無理があります。十分な議論ができる強い野党として民主党を再建し、国が誤らないように尽力いたします。

 明日は大学の学園祭で若い人を相手に社会保障に関する講演をしてまいります。それでは、よい週末をお過ごしください。