一週間(2月18日(月)~2月22日(金))の活動報告を申し上げます。

 先ほどまで、社会保障の三党協議をしておりました。国家100年の計に立つ年金制度、高齢者医療制度をどうするのか、政局がどんなに荒れていても、それぞれの課題を共有化しようということで、議論しております。

 そこで気になりますのは、自民党、公明党のスタンスであります。というのは、年金制度は基本的に変えない、高齢者医療制度も基本的に変えない、微修正で対応していこうという姿勢が、だんだんはっきりして参りました。

 我々は民主党の主張が100%通るとは思っていませんが、やはり制度を抜本的に改革して国家100年の計に耐えうる、年金制度や高齢者医療制度、これを議論していこうと申し上げていますが、非常にかたくなな姿勢が気になるところであります。今後とも、これを推し進めるのが我々の役目だと思っておりますので、前に進めて参ります。

 そして今週は、官僚のみなさんと民主党政権のどこに問題があったのか、意見交換を致しました。大変、貴重な意見を頂きました。民主党政権は、民主党サイドも官僚に対して不信感が大きかったと、官僚の皆さんも民主党政権に対して非常に警戒感があったということで、コミュニケーション不足の側面もありました。改革を進める官僚と、既得権益を守る一方の官僚といろいろな方がいらっしゃるわけで、そこでのコミュニケーションというのをきちっととるということが、課題であると考えています。

 今週は、民主党の綱領の策定がほぼ完成いたしました。そして、民主党が選挙で惨敗した総括、これも多くの方から意見を聞いて完成いたしました。今度の日曜日、2月24日の民主党大会で了解をとるということになります。やはり民主党の大きな敗因の一つは、官僚主導の政治を変えるなど闘う姿勢がなくなってしまったのではないか、こう見られたことが非常に大きな敗因であったと思います。これに伴って支持が下がり分裂が繰り返されたと、こういうことが大きな敗因だったと思っております。

 そこで綱領を設定して、民主党の目指すべき社会は共生社会、格差を小さくした共に生きる社会、一人ひとりの力が最大限に発揮できる、そういう社会であり、政官業の癒着を含めた既得権益と闘っていく、そういう改革政党であるということを明確にさせていかなければならないと考えます。

 その原点に立ち戻り、実績、結果を出さなければ、本当にみなさんに見捨てられるという強い危機感をもっておりますので、我々は都議会議員選挙、参議院議員選挙といろいろな大きな選択の機会がありますので皆様のご意見を聞いて、頑張っていきたいと思っております。それでは、それでは失礼します。