今週の活動報告を申し上げます。

 昨日は、私が会長を務める勉強会「あるべき社会保障と財源を考える会」が開催されました。勉強会では、自民党の尾辻秀久元厚生労働大臣、公明党の坂口力元厚生労働大臣をお招きして、私を含め、3人の厚労大臣経験者による社会保障に関する意見交換をいたしました。
 私からは、国家の礎(いしずえ)となる二つの保障、安全保障と社会保障は政権交代によって基本方針を変更すべきではなく、与野党で基本認識を同じくする必要があることをお伝えしました。
今後、自民党・公明党と可能な限り意見交換をして、基本認識のすり合わせをしていきたいと考えています。
 勉強会には、多くの国会議員が参加し、活発な意見交換がなされました。

 月曜日には、在日フランス大使館の方々と意見交換をしました。特に少子化対策や大臣が役所をコントロールする仕組みについて、多くの示唆を受けました。
 フランスには、大臣が20人程度のブレーンを連れて就任する「キャビネ」という制度があります。今後の統治機構改革に生かしていきます。

 火曜日には、私が主宰する「少子高齢社会を克服する日本モデル研究会」が開催されました。
 研究会では、堀田力氏(さわやか福祉財団理事長・弁護士)、樋口恵子氏(高齢社会をよくする女性の会理事長・東京家政大学名誉教授)、小川泰子氏(特別養護老人ホーム・ラポール藤沢施設長)をお招きして、東北を福祉の都市として復興する政策について意見交換をしました。今後、実現を図るべく、政府に要請してまいります。

 水曜日には、インテリジェンス研究会(長妻昭が会長)が開催され、原子力問題の専門家である中部大学の武田邦彦教授をお招きして、「原子力発電所とインテリジェンス」をテーマにお話をいただきました。 
 特に、首相官邸における原子力発電所情報の収集のあり方、対応策の立案までの迅速化のあり方などについて、多くのご提案をいただきましたので、早速政府に提言してまいります。
 
 木曜日には、私が座長を務めている民主党の行政刷新プロジェクトチームが開催され、国の行政機関や国会における行政へのチェック機能を拡充し、ムダを出さない効果の高い行政を実現していく仕組みづくりの中間報告をしました。

 今週は、このほかに、民主党の政治改革推進本部が開催され、選挙制度の改革について協議しました。また、民主党の党改革本部も開催され、事務総長として改革案の取りまとめを進めました。
 来週も、東北大震災の復旧・復興を第一に、全力を尽くしてまいります。