先月、愛知サマーセミナー2013にて、モデルの佐藤かよ氏の講演があり、聴講しました。
テーマは、性同一性障がいのことも含めた、彼女のこれまでの人生についてのこと。
有名人、著名人によるセミナーって、後援・スポンサーも間に咬むことが多く、
ご本人の伝えたいことの100%を、伝えられることは難しいだろう、と思ったものの、
今回は、佐藤氏ご本人が伝えたいことを前面に出せるとのことで、
一人の性同一性障がいを持つものの生の声を聴きたくて、参加しました。
メディアに出ているときと同じように、彼女は可愛らしかったです。
中でも、ものすごく印象に残っていた言葉は、
「LGBTという言葉が嫌いです。」
LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスセクシュアルの頭文字をとった、
性的マイノリティの呼称のことですが、
彼女が意図するところによると、
「マイノリティに実際、色々な人がいるのに、ゲイの人はこういう人、レズビアンはこういう人、というように、その言葉は決めつけてしまうように感じるから、好きではない。」
ということです。
このことを聞いたときに、私もなぜその言葉、観念にポジティブに感じられなかったのか、
ということの答えに触れたような気がしました。
私が言葉を紡ぐならば、「色眼鏡でみられているように感じる。」と表現します。
同じ性同一性障がいを持っているとしても、
彼女が経験してきたことと、私が経験してきたことはかなり異なっています。
また、今までの私の経験で、
周囲に私が持っているものを正直に表現し始めたときに顕著だったのですが、
当時世間で流行していた、おネェタレントのギャグを目の前で見せられ、
(相手に悪気はなく、ただ場を和ませたかったのだということに気付いていましたが)
どのように私が反応したらいいか、困ったこともあります。
また、別の機会で、某TV番組に出演していたマイノリティの方とのお話で、
マイノリティのメディア出演の選択には注意を注意を払うと聞いたことがあり、
(かなり失礼なオファーがあったりしたこともあるそうです。)
『マイノリティはこういう人。』
と、誤った認識を植え付ける可能性もあるんだ、と感じたこともあります。
(例えば、おネェの方なら、いつも明るくて、話しや動作も面白くて、美容に詳しい人、しか
いないように感じること。等)
これらのことを通して考えてみると、
マイノリティの中にも、色々な性格、職業を持つ人がいるということに対する、
理解、教育が必要で、
自身の仕事の仕方にも、留意すべき点であると感じました。
当日は、中高生の人が多く参加しており、質問もファッションや芸能関係のこと(モデルさんですからね)が多く、佐藤氏は1個1個丁寧に答えられて、
しかもリクエストに応えられて、ランウェイのウォーキングまで披露していました。
またこういったアカデミックなセミナーがあれば、聴講したいと思いました。