本日は潔くお休みデーと決めこみ、多少の
腰痛を覚悟して念願の「オルセー美術館展」に
国立新美術館へ足を運びました。
以前アシスタントだったT・Y子を今朝誘ったら12時には
現地に来れると言うので待ち合わせしたのですが
相変わらず彼女は遅刻魔で今日も15分遅れると
私がオンタイムで到着した時にメールが入りました!
彼女の遅刻にイラっとするより30分待ちの入場制限に
こんなに混んでいたとは と、甘くみてしまった自分に
悔しかったのですが、仕方なくひとり並んで待ちました。
20分程並んでやっと入場というところでT・Y子が余裕で
登場してこれでも以前は師弟関係とは思えない逆転
な状況にイヤミのひとつも言ってやりました。
気を取り直して名画を観ようと思ったのですが、とにかく
すごい人、人、人でゲンナリしたのは来場者全員そう思った
に違いありません。
もう今日は諦めて観たかった主要な名画だけ真剣に観ること
にしたのですが、有名な絵のところが黒山の人だかりなのです。
それでもめげずに
ドガの「階段を上がる踊り子」
ゴッホの「自画像」「星降る夜」
ゴーギャンの「タヒチの女たち」
ルソーの「蛇使いの女」
あと数点、モネ、セザンヌ、ピカソも・・・
などの有名どころだけなんとか人垣の合間から観ました。
あとはサラッと流して・・・
最も人だかりの‘ゴッホの自画像’と‘ルソーの蛇使いの女’
はとてもすばらしくもうちょっとしっかり観たかったと
後ろ髪引かれる感じでしたが近所なんだから
まだ1ヶ月はあるのでまた来ればいいと思いました。
それにしても、この混み具合はルーブル美術館の
‘モナリザの微笑み’を思い出させる光景でパリのオルセー
美術館ではありえないのでは?とオルセーファンの
私はやっぱりパリで観るほうが感動するのかな~?と
少し寂しい気持ちにもなりました。
もう何年もパリには行ってませんがオルセーにどれだけ
足を運んだかわかりません。
美術展(他の芸術もそうですが)はその時の年齢や自分の
置かれた状況などで受ける感動が明らかに違います。
心に刻まれる絵画もその時々で違うし、同じ絵でもその時々で
捉え方が違って見えるので何度でも繰り返し観賞ができるのだ
と今日あらためて思いました。
ということで、できればオルセー美術館展は本場オルセー、そして
パリに行きたいと思わせる序章だったのしれません・・・。


