クリティカルシンキングとは、批判的思考のことです。
当たり前だと教えられて、当たり前だと思って日々やっていることに「それって本当?」とイチイチ喰ってかかる思考のこと。
例えば
・学校は行くのが当たり前
・母親がご飯を作るのが当たり前
・お風呂は毎日入るのが当たり前
・節約するのが当たり前
・妻になったら家族以外と旅行をしないのが当たり前
・年末年始は家族と過ごすのが当たり前
・子供の面倒は母親が見るのが当たり前
・習い事は長く続けることが良い
・学習時間は長ければ長いほどよい
・仕事は大変なのが当たり前
・税金は高いのが当たり前
・お金を貯めるには、もっと長い時間働かなければならない
・会社に定年までいるのが当たり前
私たちは、知らず知らずのうちに、世間から洗脳されていて、それを「常識」だと思って生きています。
一旦立ち止まり、ゼロベースで考える。
常識に無理に自分が合わせることで
なんとか平穏を保ってはいるけれど、人間は長いことストレスにさらされると、「何も感じなく」なるようです。
無力感、脱力感、生きていてもつまらない…
自分が縛られていないか、
無理をしすぎていないか、
定期的に棚卸しをします。
「やりたいことなど特にない。安定して暮らせるなら、それでいい」と自分に言い聞かせて、成り行きに任せようとすると、人生の条件が不利に働く「経済的重力」が不利に働きます。
経済の仕組みを考えると、安定だけでリスクを取らない人が安く働くことで提供する価値を、リスクを取る人が巻き上げる仕組みが強力な磁力のように働いています。
山崎元『予想と希望を分割せよ』より
マレーシアの小学校では、クリティカルシンキングを学ぶ授業があるそうです。
既存の価値観を一旦破壊してからでしか、生まれない理念もありそうです。