『赤毛のアン』を読んだことがありますか?


私はなかったです。


高校生のとき、お菓子作りにハマり、母の百科事典のお菓子をほとんど作り終え、図書室で借りたお菓子作りの本が、赤毛のアンの世界観のお菓子を再現したもので、「アンのスコーン」を作ったことがある止まりでした。


朝ドラの『花子とアン』は見ていました。


「想像力」とか「空想」とか「逆境を超えて」とか、何か娘に響くかな、とふと思ったのです。




「10歳までに読みたい世界名作」だからさっと読めそう。


活字の本ですが、挿絵も多くて可愛い😍


娘は一心不乱に読み終えて、私にあらすじを言ってくる。


「アンはね、女の子がほしいというマシュウとマリラにもらわれるんだけど、それは男の子のまちがいだったの」


「アンはね、ギルバートにニンジン色の髪ってからかわれて、ギルバートを石板でたたいたら石板が割れたの」


「石板ってなに?割れたって、レンガみたいなやつ?」「わからない。石の板って書くよ」「レンガで頭叩いたら死ぬよね、レンガじゃないよね」


「友達のダイアナにイチゴ水を飲ませたら、ダイアナが酔っ払ってしまって、ダイアナのお母さんにもうアンとは遊んではいけませんって怒られるの。


そしてダイアナの妹が病気になったとき、アンが看病するんだよ。

マシュウはアンに袖がふんわりしたドレスをプレゼントするんだよ!

最後にマシュウは死ぬんだよ。ギルバートはアンとたくさんお話するんだよ。」


こんなに娘が本を読んで興奮するのは初めて!


ちなみに石板はノート代わりに使う、個人の黒板みたいなものです。


私は次の日に読んで、終始泣きそうな感情でした。


最初アンは、近所のリンドおばさんに「器量が悪い」と評価されるんですが、カッとなって言い返してしまいます。

マリラに「リンドに謝って来なさい」と言われ、「あんな失礼な人に謝るもんか」と頑ななんですが、だんだん「真剣に謝るフリを楽しんでみよう」という思考に切り替わっていきます。


「嫌なことは嫌って言っていいよね、でもキレずに癇癪を起こさずに礼儀正しく言えるようになったら素敵だよね」と娘に話しました。


舞台となったプリンス・エドワード島。

作者のモンゴメリは少女時代をここで過ごします。モンゴメリのおばさんが住んでいた、緑の屋根の家「グリーン・ゲイブルス・ハウス」も実在します。


行ってみたい場所がひとつ増えました✨


そして「10歳までに読みたい世界名作」シリーズ、他にもたくさんあります。

制覇してみます!