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『自分から学べる子になる戦略的ほったらかし教育』に、わが子からスマホの脅威から遠ざけるには『スマホ脳』がおすすめと書いてあり、『スマホ脳』(2020年出版)を読んでみました。
結論
スウェーデンでは、睡眠薬の処方が増え始めた時期と、スマホが普及した時期(2012年〜)が一致している。
今では9人に1人が抗うつ剤を服用している。
スマホによる脳への影響は、現状わからないことが多い。
特に乳幼児期(0歳から2歳)からスマホを使っていた子供について、その危険性はわかっていない。
子供はスマホを取り上げられると「まるで自分の一部を奪われるような顔をする。そして感情的になる。それも激しく。そのあと数日間、放心したような状態になる」。
IT企業のトップは自分たちが開発した製品に複雑な感情を抱いている。
特に、スティーブ・ジョブズは家族のスクリーンタイムを厳しく制限していた。
フェイスブックやインスタグラムは、親指マークやハートマークが付くのを保留することがある。
そうやって脳の報酬系が最高潮に煽られる瞬間を待ってなされる。
毎回同じ報酬が得られるときよりも、3〜7割、2回に1回の確率に脳は最もドーパミンを出して喜ぶ。
つまり、私たちが
(いいねついてないかな?)
と何回もスマホを開いてしまうのは、開発者のスマホを開かせるという狙い。
開発者のローゼンスタインは、このシステムがあまりにうまく出来過ぎてしまい、このシステムを作ったことを後悔しているという。
ティーンエイジャーで一日7時間スマホを使う人はうつになる可能性がある。
男子はゲームをすることが多いが、女子はSNSに時間を使う。
何千人という、修正された同世代の顔やスタイルを見るうちに、自分の容姿に自信をなくして鬱状態になっていく。
スマホ依存の人に鬱病の人が多いのか、鬱病がスマホ依存を引き起こすのかはわからないが、関係性は相当に高いと言える。
本来私たちの祖先は、今よりはるかに長い時間運動していた。
運動することが大切。
朝15分だけ運動をさせたクラスは成績の上昇が見られた。
去年の子供の担任の先生が、毎回、懇談会で、「ご家庭でのデジタルデバイスとの付き合い方について、親御さん同士で話し合ってください」という方だったんです。
上のお子さんがいるお母さんは、「スマホを買い与えなければ良かった」と言っている人ばかりでした。
私もできるだけ、買う時期は引き延ばそうと思いますが、仲の良い友達がみんな所有している状態だったら、正直難しいです。
うちは夏休み、旅行の待ち時間や眼科受診のときにスマホをやむなく触らせてから、毎日見たがるように。😭
一日15分を2回、と制限していますが、スマホでゲームができることを知られたらアウトだなと思います。
人生の主導権を取り戻そう!
スマホに時間を奪われてはいけない。
スマホは使うものである。