暗殺


テロ



人身売買



窃盗



情報収集の為に行われる殺害や殺し屋の密輸



麻薬の売買



ありとあらゆる犯罪組織を狩る者として



政府公認の殺し屋がいた



マンション



森田「あ、ご飯できましたよ」




ニコニコした顔で、こっちを見てくる




小林「あ、、、ありがとう」




突然だが、ひかると一緒に暮らす事になった




コンビを組むんだから当たり前でしょと茜に言われ、ついでに人見知りのくせを直せと言われた。




別に迷惑かけてないからいいじゃんってちょっとムカついたけど、ひかるならいいと思った




ひかるは、家庭的で私にご飯を作ってくれた




小林「美味しい、、、」




森田「え?」



小林「あっ?!」



私は、口を伏せて俯いた




森田「本当ですか、ありがとうございます」




私の恥ずかしそうな顔を見ながらニコニコと笑っていた




あったかいご飯なんて久々に食べたものだからつい言ってしまった




私は、気まずくなってヒカルの手料理をパクパクと食べて自分の部屋に逃げた




人に本性をバレたのがこんなに恥ずかしい事だって知らなかったから




森田「ふふっ、ちゃんと全部残さずに食べてくれてる。嬉しいな」




そんな森田は、気にせずにむしろ自分の手料理を全部綺麗に食べてくれた事に嬉しそうにしていた



小林は、気持ちをリセットする為に自分の部屋に行きタバコに火をつけた



小林「ふー」



ひかるが最初にコンビを組んだわけではない





私がコンビを組みたくない理由は、仲間の死を見届ける事になるからだ



悲しみに暮れている暇なんてない




新しい依頼と新入りが入ってくる




また、誰が死んで悲しんだり、苦しんだりしているうちに嘆く事がなくなって、自分を責めなくなってしまった




次は、自分が殺されるかもしれない



失敗は許されない




殺すか殺されるかの世界だから




私が幸せに生きていい権利なんてないのだ




森田が私の部屋にノックをして入ってきた




森田「お風呂沸いたので一緒に入りませんか?」



小林「え?」





森田「私、1人で入れないんですよ。だから一緒に入りましょうよ」
 


森田は、小林の腕を掴みグイグイ引っ張る




小林「いや、そのお風呂は恥ずかしいというか、今日はちょっといいかなって」




森田「ダメです。血生臭いし、ちゃんと洗わないとそれに女の子同士だから気にしないです」



森田「ほら、行きますよ」




小林「ちょっと、、、」




森田にお風呂場にテッテと連れて行かれた



森田「ふぃー、疲れましたね」



小林「うん、、、///」



森田「私、由依さんのことずっと憧れだったんです。いつか一緒に仕事したいって」



森田「まさか一緒に住めるなんて」



小林「うん///」




森田「って、さっきからなんでうんしか言わないんですか?」




小林「だって、目のやり場に困るんだもん」




小林は、お湯に顔をつけてぷくぷくしていた




由依さんって殺しの仕事の時は、完璧なのに私生活は、ポンコツでシャイなんだ



かわいいなぁ




森田「別に減るものじゃないので慣れてください。女子裸くらい」




小林「分かったよ」




ちょっと恥ずかしそうにしているけどさっきよりは落ち着いてる




森田「由依さんってどうしてこの仕事してるんですか?」




小林「え?」






小林「、、、、」




森田「いや、答えにくいならいいですけど、この仕事ってある意味特殊だから気になって」




小林「私、施設育ちなんだ」





小林「戦争で親が死んで、身売りにされて施設に引き取られたの」




小林「でも、そこは地獄で言葉を覚えるより先に暴力や人のあやめ方を覚えて、両親を失って絶望していた私は、いじめられた」




小林「毎日、暴力を振るわれてずっと泣いてたかな?」




小林「そんな物騒な所に住んでたらある人が私の事を引き取ってくれたの」




小林「その人は、私を人として見てくれて嬉しかった。私に殺しの技術を教えてくれたのもその人だよ」




森田「そうだったんですね、、、」




小林「うん、、、、ってなんで泣いてるの?」




森田は、ポロポロと涙を流した




森田「いや、そんな辛い事ばっかりだったんて知らなかったから」




ひかるは、優しいな





だから、守りたいって思うのかな?





小林「ひかる」




森田「ひゃい」





小林は、森田のほっぺを引っ張る




小林「あんたの事は、これから先私が守るから」




小林「のぼせたから上がるね」




小林は、風呂から出て行った




森田「惚れちゃうじゃん、、、、」




小林「何言ってんだか、本当にのぼせたかな?」
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ご視聴ありがとうございました