小林「おまたせ」



理佐「ありがとう、早かったね」



今日は、由依と映画デート



子供向けのアニメなんだけど




由依がこの作品好きみたいで




昨日からずっと目をキラキラさせていた




よっぽど楽しみだったのかな?




普段は、大人ぶってクールにしてるけど





中身は、お子ちゃまだしかわいいんだよね




ふたりっきりの時は甘えん坊だし




ついつい、許してしまう





小林「はい、アイスコーヒー」




理佐「ありがとう」




理佐「前編、後編両方予約したよ」




小林「満席みたいだったから良かった。」




小林「次の映画は、開始3時からだからお昼食べて10分前に戻って来ればいいよね?」




理佐「うーん、、、私は予告も全部みたいな」




理佐は、サラッと小林の髪を触る





理佐「予告開始って15分前に始まるから、また飲み物やポップコーン食べたいから30分前に戻って来ない?」




理佐は、小林の髪を耳にかけると耳をすりすりと触った




すると、小林はビクッとした





理佐「それまでにお昼食べ終わってたい、、、」





小林「、、、、、、」





理佐「由依?あ、ごめんつい手が勝手に」





小林は、耳を触られた事が恥ずかしかったのか顔を真っ赤にして手で隠した





小林「絶対わざと触ったでしょ、、、」





理佐「え?!違うってわざとじゃないって。自分でも気づかないうちに」






小林「私耳弱いのに、、、」






小林「理佐のバカ!!」



小林は、完全に怒っていた



理佐「ごめん、、、」




たかが耳を触ったくらいと言うが、由依は耳を触られるのが弱いのだ




夜のアレをする時だけ以外の時は触られたくないらしく毎回触ろうとすると怒って部屋にこもってしまう




私も反応がかわいくて無意識に触ってしまうんだけど




どうしよう、映画どころじゃなくなってしまう




映画開始まで後、25分どうしよう、、




理佐「!!」




理佐「由依、見てパンフレットが残り数枚だって」





小林「え、、、クリアファイル欲しかったけど売り切れちゃってる」





理佐「せ、、せっかく来たんだからパンフ買ってあげるよ」






小林「え、、、いいの?!1500円もするのに?」





理佐「いいよ、私も見たかったからさ」




さっきの怒ってた顔が嘘みたいにキラキラした顔でこっち見てる



モノで釣る作戦成功





映画開始



理佐「はぁ〜なんとかしのいだ。由依も機嫌直ってくれたし」




しかし、帰りのバスでまた、耳を触り怒られました