夢から覚めると私(平手)は泣いていた。
みんな体育の授業を受けているのに窓から眺めていた。私にそっくりの黒い羊だ。
平手友梨奈「ここにいたんだ。体育の授業始まってるよ」

黒い羊  、、、。体操着捨てられたから。

平手友梨奈
「そっか、そういえば、そうだったね」

2人で体育の風景を眺めてる。
黒い羊  あんた誰?

平手友梨奈「そういうアンタは誰」

黒い羊がガンを飛ばして私(平手友梨奈)を睨みつける。

黒い羊 平手、、、。

平手友梨奈「本当? 私も平手って言うんだ」

黒い羊
楽しそうだね、私楽しそうにしてる人嫌いなんだ

平手友梨奈「、、、、、。そうだったね」



苦笑いする

黒い羊  グループ作ってる奴らも嫌い

平手友梨奈
「意味なく自分が否定されてる気分になるから」

黒い羊  休み時間が嫌い

平手友梨奈
「自分がクラスで孤立してるってみんなに主張されている気分になるから」

黒い羊 先生も嫌い

平手友梨奈
「集団行動を優先させるから、自分が浮くから学校行事は特に嫌いだった」

平手友梨奈
「思えば好きなものなんて1つもなかったよね」

「自分がいなくなればいいとか普通に思ってたんだもんね」

黒い羊 私、誰にも必要とされてないよね

                    死んでもいい?

平手友梨奈
「うーん、、、死ぬのはやめた方がいいかも」

「 もう少ししたら、21人それ以上のかけがえのな 
   い仲間ができるよ。」

「なんでか知らないけど、お前みたいな暗ーい奴を相手にしてくれる友達がたくさんできる。」

「それから私のために泣いたり、笑ったり、凹んだり、怒ったり、叱ってくれる人がいるから」

「必ずいるから」

「私のために怒ってくれる人が側にいる、側にい 
   るから」

「全部僕のせいじゃないよ。」
黒い羊(自分自身)を抱きしめて夢から覚める。