コーラブルスワップは、通常の金利スワップに、取引の当事者の一方が、予め定めた期日に当該スワップ取引を終了させるオプションが付いたスワップをいいます。これは、金利スワップとスワップション(スワップ取引を原資産とするオプション)を組み合わせたもので、オプションを持つ当事者は、取引を終了させる権利を保有する分、通常のスワップ取引よりも支払う金利(コスト)が高くなります。すなわち、スワップションのプレミアムが金利スワップの固定金利に加えられることにより、その固定金利が高くなる仕組みとなっています。
なお、似たような用語として「コーラブル債」がありますが、これは債券の発行体が予め定めた期日に繰上償還するオプション(権利)を有している代わりに、同期間の債券よりも利率が高くなっている債券のことをいいます。
<コーラブルスワップのタイプについて>
・ワンタイム型:オプションの権利行使が1回のみ
・バミューダ型:オプションの権利行使が複数回ある