甘利明経済財政担当相は26日の閣議後記者会見で、東京株式市場の株価上昇について「株高はともかく、至るスピードが速すぎるとの指摘があることは承知している」と述べた。
その上でバブルではないかとの指摘に対して、「株価収益率(PER)はバブル時代の数分の一だ。健全な評価との認識の方が正しいと思う」と語った。
伊藤雅博・セントラル短資FX市場部長=ドル円は依然として1ドル=118円50銭~122円前後のレンジ相場が継続しているが、雰囲気は変わってきている。足元のドルは想定以上に堅調で、レンジの水準は切り上がることも考えられる。
下値は120円近辺がサポート的な要素を強めている。上値は年初来高値水準の122円を超え、1カ月内に123円を試す可能性もある。
ドル円がレンジの上限付近に達したことで、個人投資家の多くは最近、利益確定でドルロングを解消しており、一部ではむしろ調整局面を見込んでドルショートを構築する動きになっていた。
ところが、直近の米経済指標が強く、ドルが堅調なため、短期売買を繰り返す個人投資家はドルショートの損切りを余儀なくされる可能性がある。
こうした損切りの買い戻しでドルは上昇に弾みがつきやすい...