ソフトバンク、任天堂が値を上げている。市場関係者によると、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が | 億の細道

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1億円をようやく突破してきました。


果報は寝て待てというけれども、どうですかね?

 ソフトバンク、任天堂が値を上げている。市場関係者によると、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が両社株の目標株価を引き上げたことが材料視されている。ソフトバンクについて、スプリント事業に対して市場が過度に悲観している可能性を想定し、安心感醸成に期待すると分析、目標株価を8950円から9570円に引き上げた。任天堂に関しては、経営変革の加速をポジティブに評価、目標株価を2万8200円から3万6400円に引き上げた。

◆メガバンク株が上伸=良好な需給と円安も支援材料
 みずほFGが前営業日比3.5円高の251.9円と年初来高値を更新した上、三菱UFJ、三井住友も値を上げている。国内証券は「海外マネーの流入など需給関係が良好で先高期待が強まっている」と話し、物色意欲は旺盛。また、銀行系証券は「円安が海外部門の利益を押し上げる」と指摘、円安進行も支援要因になっているようだ。

◆プリマハム、公募増資が嫌気され急落=シャープはしっかり
 プリマハムが前営業日比24円安の354円と急落している。同社が22日に公募と第三者割当増資で最大101億円を調達すると発表したのを受け、「株式の希薄化懸念が強まった」(中堅証券)という。一方、シャープは同7円高の173円としっかり。同社は成長分野と位置づける健康・医療機器事業に本格参入すると、日経新聞が25日付朝刊で報じたのを材料に、「自律反発狙いの買いが集まった」(同)とみられている。

◆トヨタなど輸出関連株が高い=円先安観で買い気強まる
 トヨタ、富士重など自動車株が上伸している上、日東電工が前営業日比278円高の9478円、ダイキンが同122円高の9397円とともに年初来高値追いになるなど輸出関連株が高い。イエレンFRB議長の「年内の利上げ適切」発言を受け、銀行系証券は「短期的に円安・ドル高基調が続きそうだ」と観測し、円の先安観から物色意欲が高まっている。国内証券は「外国人買いの継続期待に加え、この日は個人投資家の買いも散見される」と指摘していた。

◆三菱重が新高値=大和証券が目標株価を「1000円」に引き上げ
 三菱重が前営業日比24.5円高の774.0円と大幅続伸、今月21日に付けた年初来高値(750.0円)を大幅更新した。市場関係者によると、大和証券が22日付で投資判断を「3」から「1」に2段階引き上げた上、目標株価を「680円」から「1000円」に見直したことが買い材料。同証券は「コンバインドサイクルやコンベンショナルなどの火力発電所ビジネスにおけるアフターサービス事業比率の上昇により、利益率改善が想定以上に進んでいる」などと指摘してるという。(

◆双日、6年9カ月ぶり300円回復=TPP関連株人気が続く
 双日が前営業日比17円高の302円と3日続伸し、2008年9月3日以来約6年9カ月ぶりに300円を回復した。環太平洋連携協定(TPP)交渉は合意していないが、国内証券は「合意すれば、同社は自動車や食料分野などでメリットを受ける」とみており、TPP関連株として買い人気を集めている。また、16年3月期は自動車や食料分野などの好調で連結営業利益は前期比21%増を予想しているほか、PERが10倍割れ、PBRも0.7倍割れと割安感が目立つことも手掛かり材料になっている。

◆東電が急反発=大規模発電所建設プロジェクト受注報道受け
 東電が前営業日比30.0円高の615.0円と急反発している。同社と三菱商は、カタールで大規模発電所建設プロジェクトを共同受注したと、25日付日経新聞が報じたことが買い材料視されている。総事業費は約3000億円で、「収益押し上げ期待が高まった」(中堅証券)として、目先筋中心の買いを集めている。一方、三菱商は同40.5円高の2806.5円と年初来高値を更新した。

◆円安で先高観高まる=「サマーラリーの助走段階」との声も
 イエレンFRB議長の「年内の利上げ適切」との発言を受け、円安が進んだことが好感され、日経平均株価は年初来高値を更新している。銀行系証券は「同議長が利上げを強く示唆したため、円は1ドル=122円台に乗せる可能性がある」と予想している上、6月末の株主総会に向けて「ROE向上を表明する企業が増えそうだ」(国内証券)とみられ、市場には先高観が高まっている。サイコロジカルラインが10勝2敗と連騰に対する警戒感はあるものの、良好な国内景気や企業業績に加え、海外投資家の日本株買いが継続している。前出の国内証券は「サマーラリーの助走段階に入ってきた」との見方をしており、目先的に日経平均は2万0500円超えを目指す展開になりそうだ。

◆アイロムHDがストップ高=iPS細胞作製技術の日米特許取得で
 アイロムHDが大量の買い物を集め、前営業日比400円ストップ高の2202円買い気配を唱えている。同社は25日、子会社のセンダイウイルスベクターを用いたiPS細胞を作製する技術に関して、米国ならびに日本で特許を取得したと発表した。今回の特許取得で、iPS細胞作製技術の優位性が強化され、子会社の事業拡大につながるとしており、「将来的な業績寄与が期待されている」(中堅証券)という。

◆丸紅は続伸、洋エンジは下落=配当性向と資本増強報道で明暗
 丸紅が前営業日比9.6円高の735.8円と続伸する一方、洋エンジは同6.0円安の307.0円と下落している。丸紅は「配当性向を2017年3月期以降に引き上げる方針」、洋エンジは「資本増強の検討に入り、公募増資も選択肢の一つ」と、日経新聞が23日付朝刊でそれぞれ報じたことが、「株価の明暗を分けた」(中堅証券)とみられている。

◆ヤマダ電機は年初来高値=店舗の整理・閉鎖を好感
 ヤマダ電機が前営業日比14円高の539円と7営業日続伸、年初来高値を約2カ月ぶりに更新した。同社は、地方の郊外型店舗を中心に約40店を5月末に閉鎖する方針と、複数のメディアで報じられたことが好感されている。市場では「本格的な構造改革に着手し始めたことで業績改善期待が高まった」(中堅証券)との指摘が聞かれた。