まもなく中国で春節(旧正月)の大型連休をむかえることを受け、中国メディアの上海商報は1月28日、2015年の春節連休中の中国人の海外旅行はこれまでと大きく変化し、個人観光が増える見込みだと伝えた。
記事は、上海市内の大手旅行代理店から得た情報として、ビザ取得などの関係上、すでに春節連休中の旅行手続きは締め切られていることを伝え、ユーロ安の影響から欧州旅行が人気になっていると伝えた。
また、円安が進行しているのに加えて、ビザ発給要件が緩和された日本も人気だと伝えた。
続けて、欧州の渡航先としてはフランスやイタリアなどが人気だとし、団体旅行の人数は昨年比50%増となる見込みだと伝え、さらに個人旅行は昨年の2倍に達する見込みだと紹介。
また、ユーロ安を背景に高級ブランド品を買い求める中国人が増えるのではないかと伝えた。
また記事は、円安のほか、ビザ発給要件の緩和、免税対象品目の拡大などを背景に、「春節連休中の渡航先としては日本も大人気だ」と伝え、春節連休中の訪日中国人数は昨年比80%増となる可能性を指摘。