京都府向日(むこう)市の自宅で2013年12月、無職筧(かけひ)勇夫さん(当時75歳)を青酸化合物で殺害したとされる妻の無職千佐子被告(68)(京都地検が殺人罪で起訴)について、大阪府警は、3年前に大阪府内で事故を起こして死亡した交際相手に対する殺人容疑で逮捕状を取った。
捜査関係者への取材でわかった。交際相手からは昨年になり、保存血液から青酸成分が検出されていた。
府警は28日午後に千佐子被告を再逮捕する方針。
捜査関係者によると、交際相手は大阪府貝塚市に住んでいた無職本田正徳さん(当時71歳)。
千佐子被告は12年3月9日午後5時前頃、大阪府南部で、筧さんと同様に結婚相談所を通じて知り合った本田さんに何らかの方法で青酸化合物を飲ませ、中毒状態にして殺害した疑いがある。
本田さんは同日午後5時頃、大阪府泉佐野市内の府道でミニバイクを運転中に転倒。搬送先の病院で死亡が確認され、当時の司法解剖では、運転中の心臓発作が原因とみられていた。
しかし、京都府警が、筧さんは財産目的で千佐子被告に殺害されたとみて捜査する中で、関係者の1人として本田さんが浮上。
京都府警から連絡を受けた大阪府警が昨年5月、本田さんの保存血液を再鑑定した結果、筧さんと同様に青酸成分が検出され、大阪府警は事故を装った殺人~~~
京都府警と共同捜査本部を設置した~~