バーバー:作品集/NAXOS

¥6,250
Amazon.co.jp 

 ぼくの所属する合唱団でバーバーの合唱曲を扱うことになったので、以前購入したnaxosから出ていたオールソップ指揮のバーバー管弦楽曲集をきいている。バーバーといえばアダージョという超有名曲が存在しているけど、それ以外の曲を熱心にきいたことは、正直ない。

 先日購入したワルターのボックスにもバーバーの交響曲が収録されている。きいたけど、やっぱり心に入ってこない。

 別にバーバーだからというわけでなく、アメリカの音楽一般はぼくの心にどうも深い余韻を残さない。イギリス音楽もそうだから、英米系ということになるだろうか。ブリテン、エルガー、ディーリアス、バーバーなど、けっこうきいてきたけど、ぱっと思い浮かぶ曲はない。なぜだろうか。

 唯一の例外がガーシュウィンで、彼の音楽はどれも好きでよくきいている。ラプソディーインブルー、ピアノ協奏曲、パリのアメリカ人。彼の管弦楽曲は多くないぶん深く掘り下げることができる。この3曲をぼくは何回きいたかわからない。だけどガーシュウィンは先ほどあげた巨匠たちと比べると毛色の異なる作曲家だから、一概に比べることはできない。彼の地盤はあくまでジャズで、クラシックではない。

 確かにバーバーのアダージョを聴いたときは涙が出る思いがしたけど、それはぼくが映画好きでプラトーンを何回も繰り返し見て、その音楽が脳裏に焼き付いていたからだと思うし。

 なんか、脈絡のない文章だけど、それはぼくの英米系の作曲家に対する知識が全く体系化されていないことの現れだと思う。

 今バーバーのチェロ協奏曲をききながらこの文章をかいているけど、やっぱりおもしろくない。なんでだろ。