告知がすっかり遅れてしまったけれども、大阪の数少ないクラシック専門店ワルティ堂島が場所を移して再開している。申し訳ないことに、「Walty」と検索すると以前このブログで掲載したWalty閉店を悼む記事が上位にヒットするままだ。再開と閉店の情報が入り乱れているのはよくないことなので、訂正しておきます。半年以上遅れてのアップとなったのは、僕の怠惰です。すいません。

 場所は大阪駅前第一ビル地下一階で変わらないが、少し移動してDisc JJ横の以前よりこじんまりとしたスペースで中古クラシックCD専門店として営業を再開した。規模は小さくなってもWaltyの雰囲気は健在で、心がなごむ。僕はあまり中古は買わない人間だけれども、時々足を運ぶ。TSUTAYAやDisc JJは市場価格を知っているとは思えないぼったくり価格で怒りを覚えるが、そういうことはまずない。


 以前のような激安段ボールセールはなくなってしまったが、時々驚くような安価で放出しているときもある。先日もヘンスラークラシックのシューリヒトのCDを何枚か300円弱で手に入れることができた。また一時期altusのCDが800円弱で放出されていた時期があり、評判の高いシューリヒトとパリ国立管の録音やヴァントの日本公演、ベルティーニとケルン放送響など普段なら高くて見送るCDを購入したり。レーベルがこっそり商品を回しているのだろうか。温かい心意気に胸を打たれる。

 一時期大阪からすっかり足が遠のきCDの購入はもっぱらネットからのみとなってしまったが、再びあのラベルを見てCDを選ぶ喜びを味わえるようになったことはうれしい。末永く続いていくことを願います。