今日紹介するのは、Gimellより出ているタリススコラーズ25周年記念アルバムです。意外にもタリススコラーズはこのブログでは初登場のようです。

あかでめいあ

もはや説明する必要もないほどの超有名ア・カペラグループ、ピーター・フィリップス率いるタリススコラーズ。実はというと、僕が初めて接したバロックの曲はタリスのものでした。その時のあまりの素晴らしさに衝撃を受け、すっかりタリスの大ファンとなっています。お金がないながらも、僕の家には現在6枚とタリスのアルバムがあります。どれも本当に素晴らしいです。


そのタリススコラーズのCDを出版しているGimellレーベルの25周年を記念して発売されたアルバムです。ちなみに彼らは結成37年目を迎えるそうですよ。通常のGimellから出ているよりCDより安く、手頃な値段となっています。どこも売り切れてしまい、おそらくHMVHPでしか手に入らない一枚だと思います。

収録曲は、
アレグリ:ミゼレーレ
マンディー:天の父の声は
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
です。
アレグリは彼らの代名詞とまで言われる曲で、曲の神秘性を保つためにカトリック教会が秘匿としていたのですが、若きモーツァルトが全部聞いて書き写したことで世に知られることになってしまったことで有名な曲です。マンディーはイギリスの作曲家でそれほど有名ではないのですが、彼らがイギリスの作曲家を紹介するために今回入れたの出そう。パレストリーナのミサは彼の一番の名曲として名高いものです。
まさにタリススコラーズの素晴らしさが存分に楽しめる一枚となっています。初めてタリススコラーズに接する人にもおすすめですね。


タリススコラーズの演奏なのだから、内容は素晴らしいに決まっております。特にアレグリのミゼレーレは内に秘める荘厳さや神秘性、曲のもつ透明さを見事に表出している名演であると思います。思わず時がたつのを忘れますね。


しかし、僕の持っている数々のタリスのCDの中では少し下かな、という気がしないでもありません。僕の持っているタリスの演奏よりも円熟味が欠けると言いますか・・・録音は1980年。タリスはやはりその当時よりも進化しているみたいですね。これからもア・カペラの世界を牽引してほしいと思います。


そして、なんとなんとなんと、来週の土曜日にタリスが琵琶湖ホールにてコンサートを開くのです!!!!!!!!!!!!!!!!!実はこのCDはその予習もかねていました。アレグリとパレストリーナが演奏されるみたいです。確保した席は前から7列目と少し前目ですが、ど真ん中の席をとることができました。たっぷりとタリスの名演を満喫してきたいと思います。あーーーーーー楽しみでしかたありません♪


おまけはタリスのミゼレーレです。存分にご堪能あれ