今日聖☆おにいさんの第三巻が発売されていたので、早速購入しました。感想をちらほらと。


1巻あたりはキャラが生きていない気がして、笑いの取り方もぎこちなさを感じざるを得なかったです。ですが、この3巻になるとキャラが生きてきて、自然の笑いができてきたように思います。ようやく中村光の本領発揮というところでしょうか。

一話目の、「お客さんは神様ですもの」の台詞にはやられました。そうくるかってな感じで。お客さんの無表情フェイスがまたいいです。
他にも、今まで陰でイエスを支えてきたウリエルたちが派手に活躍したり、イエスの側からも梵天が登場したり、これからの話の発展を期待させます。

ちなみに自分の中でのベストヒットは、その21の「ohそうじ」でした。「へぇ~~イエスのお父さんも掃除好きなんだ」、の後にまさかノアの箱船がくるなんて(`∀´)思わずクスリ。


ちなみに自分がこの作品で最も評価したいの、実はというと内容もそうなのですが、表紙の美しさ。もっと簡素な表紙にしたらきっと安くし上がるやろうに・・・と思いますが、たいへん見事な出来となっているのでいいとしましょう。特に今回はよいですね。旅の中の一場面なのですが、二人のかもしだす、ゆるく優しい感じが伝わるものとなっています。見ているこっちが安らいできますね。素晴らしい。


読み始めた当初はあまり好きになれませんでしたが、ようやく買ってきてよかった思わせる作品になってきたような気がします。