6月6日は、

司法試験、予備試験あわせて

短答式試験の成績、合格発表日でしたね。







私のところにも、嬉しいご報告と今後の決意表明が続々と届いています。








短答式試験の発表をうけて、皆様それぞれ異なる立場に立っているところでしょう。







・司法試験の短答式試験に合格された方

9月の論文式試験の合格発表までは、ソワソワして落ち着かないし、どうしても気持ちが緩んでしまうと思います。

講師の立場としては、不合格だった場合に備えて、早速勉強を再開すべきだとアドバイスすることになります。

しかし、なかなかそうはいかないことも、自身が司法試験を経験して承知しております。

私自身、1回目、2回目ともにこの間本腰を入れて勉強することはできていませんでした。

(特に2回目の時は、受験後すぐの健診で切迫早産と診断され、出産までの約2ヶ月間入院しました。その際、ダンボール箱いっぱいの教書を病室に運びこみましたが、封を開けずに退院となったことを覚えています…)



ただし、リスタートの際にマイナスからのスタートにはならないよう、自身の使っていた教科書(基本書等)の読み直しだけはしておくべきです。

あまり自分を追い詰める必要はないですが、気晴らし程度にでもいいので、勉強を継続して下さい。







・予備試験の短答式試験に合格された方

いよいよ、論文ですね。

短答式試験は基本知識を確かめるためのものです。

ですから、短答式試験に合格したということは、基本知識についてはお墨付きを得たということ。

自分の知識について自信を持って下さい。

そして、論文に向けても基本をおさえることを徹底すること。

未知の問題や本には手を出さず、今まで自分がしてきた勉強それ自体に自信をもって確認を行って下さい。










・思うような結果がでなかった方

短答式試験において思うような結果がでなかったということは、単純に知識が足りないという場合がほとんどです。

論文の場合、敗因は知識の不足と論述力の不足の双方が考えられ、後者には独学では学習が難し部分もあります。

しかし、短答においては、敗因は基本的に知識自体の不足ですから、来年に向けて盤石な基礎固めをすることを続けるのみです。



当たり前ですが、司法試験は諦めたときに終わります。

合格者=諦めずに勉強を続けた人です。


基礎固めは短答では当然必要ですが、論文でも同様に必要です。

従って、基礎固めを徹底すれば、来年の最終合格ももちろん可能です。



今の悔しい経験は、合格後、実務家になってからも活きるものです。


どうか、諦めずに続けて下さい。