業務分野の選定は、
開業地域とも密接に関係します。
例えば、
デジタルの方法(ネット集客)を主な集客手段として選択した場合には、
人口的に規模感のある都市部での開業の方が効果的です。
ネット検索する人が多いからです。
そして、
業務分野を選定する際にも、
人口が影響します。
人口が非常に多い地域では、
業務分野は専門特化する必要があるでしょう。
需要がある分、
供給も多く、
その中からライバルと差をつけて、
自身の事務所を選んでもらわなければならないからです。
困っている人が士業を探す際は明確に目的が決まっているため、
なんでも屋さんより、
自身の悩みにピッタリ合う業務を専門としている所に相談したい、
と考えるのが自然ですよね。
一方、
人口がそれほど多くない地域であれば、
専門特化するよりも複数の業務分野を選ぶべきでしょう。
1つの業務分野における需要が十分ではないからです。
感覚的な目安として、
人口50万人を超える政令指定都市等であれば、
1つの業務分野に専門特化。
人口がそれ以下であれば、
複数業務分野。
(ただし、東京は専門特化必須かな。)
というイメージです。
自身の開業予定地域も、
業務分野選定の際の考慮要素としてみると良いと思います。