時事通信2007/01/13-13:18 「平壌宣言、現在も有効=拉致は「解決済み」と北朝鮮高官-訪朝の山崎前副総裁会見」
  【北京13日時事】北朝鮮訪問を終えた自民党の山崎拓前副総裁は13日午前、経由地の北京で記者会見し、北朝鮮側が2002年の日朝平壌宣言が現在も有効との認識を示したことを明らかにした。拉致問題については「解決済み」との立場を変えなかった。また、核問題をめぐる6カ国協議について北朝鮮高官は「米朝金融制裁協議の後、直ちに再開されることが望ましい」と述べた。
(引用終わり)

予想通りの結末。
個々に引用されている北朝鮮当局者の発言は、すべて公式声明のラインから一歩も出ていない。ミサイル発射モラトリアムを破り、核開発をめぐるあらゆる国際法規に違反し、両国間における最大の人道問題である拉致問題解決を拒否する姿勢こそ、自ら平壌宣言を破棄する行為と言わずしてなんであろう。山崎氏は、北京で記者会見を行い、「一応の役割を果たしたと思う」と語ったと報じられているが、どういう役割を担い、どこまで果たせたのか、通常国会開会後直ちに衆院拉致問題特別委員会に参考人招致して質したい。