前原代表初の外国訪問。
オリジナル・プランでは、韓国、中国、米国の順番だった。
小泉政権で傷ついた中韓との関係を再構築して、米国へ臨む予定だったが、韓国側の反応が鈍く、順番が逆転してしまった。
代表にとっては、ニューヨークから直接北京へ入る強行日程となった。

米国政府は、総選挙で惨敗した民主党の代表を必ずしも温かく迎えようとしていない。日本政府からのプレッシャーもかかっているのだろう。難航する我々のアポイントメントをあざ笑うが如く、麻生外相がワシントンに一足先に乗り込み、チェイニー副大統領以下、ライス国務長官、ラムズフェルド国防長官らと相次いで会談した。新味のあるメッセージはほとんどなかったが、とりあえず、ポスト小泉の一角をそれなりに遇した格好だ。

私たちにとって、ワシントン、ニューヨークの寒風は身に染みるであろう。
しかし、すべてはここからだ。
この冬の時期にどう力を付けていくか。それが試されているのだ。
政権交代可能な野党第一党の存在感を示してこよう。
アジア外交に戦略を持ち、アメリカとの同盟をさらに安定的なものにする。
新たな「日米中」の戦略対話とともに、すでに存在する「日米豪」に加え「日米印」の戦略対話も提案したい。

「日米さえよければアジアとも上手くいく」といった単純な小泉外交に対して、前原外交のダイナミックなヴィジョンを米国に印象づけて帰って来たいものだ。
おっと、まだ荷造りが終わっていない!
明日は、7時出発。
訪米の模様は、ブログで逐一報告していきたい。乞うご期待!