前回のエントリー冒頭の不適切、不必要な表現で多くの方に不快感を与えてしまったことをお詫び申し上げますとともに、まさしく品位に欠ける言動により自らの品位を貶め、その結果、これまで期待や支援を寄せていただいた皆さんを大きく裏切ってしまったことを深く反省しております。

今回は、メール問題にかかわる前回の失言よりも遥かに深刻であると思っています。この間に頂戴したコメントの中から、とくに皆さんのお気持ちを代弁していただいていると思われ厳しいご批判をいくつか引用させていただき、このブログを私の政治言論活動の中でどう位置づけていこうとしているかを改めて確認させていただきたいと思います。(もちろん、この他にももっと端的に問題点を抉り出して指摘してくださった有意義なコメントも多数ありました。感謝!)

まず、2006-05-19 04:35:22に頂戴した匿名のコメントにある「それでもなおあの党首と党首討論を褒めるというならば、「貫録勝ち」「賞味期限切れ」などという思考停止した馬鹿なマスコミが好んで使うような言葉ではなく、もっと論理的に、具体的に、紳士的に、冷静に、言葉を尽くして語るべきです」とのご指摘は、今回の私の軽薄なエントリーに対する核心を衝いたご批判と重く受け止めさせていただきました。皆さんがつねに求めているのは、単なる印象論ではなく、外交や経済や教育を問わず日々の事象に対し、私が政治家として、どう評価し、問題点をどう分析し、それを具体的どんな処方箋で克服し、是正し、新たな制度的提案に落とし込み、さらには、実際にどう行動して行こうとしているのか、であることをズバリ示唆していただいたと思っています。

また、2006-05-19 21:36:13付けのやはり匿名のコメント「ただの愉快犯的なバッシングはこの手のネットコミュニティーではよくある・・・というかありすぎることなのでお気になさらずに。しかし、そういうのを何千何万と見ている私(苦笑)の目には、ここのblogに寄せられる批判的意見は、その殆どが愉快犯的なモノではなく、それおぞれがたぶんに的を射ていると感じます。特に「民主党には期待していないけど長島議員には少なからず期待していた。でもまた裏切られた」という怒りを含んだモノが多いような?」も、私の心にズシリと響きました。

とくに、今回のエントリーは、日頃「品格」だの「礼儀」だの「王道」だのと偉そうに叫んできた自らの言行の不一致を図らずも天下に露呈したものであり、「今のバッシングは、品格などと言う美辞麗句で人気や票や我々の期待を得ていることに対する当然のリスク」との鋭いご指摘には、顔から火が出るほど恥ずかしい思いです。決して軽い気持ちで「品格」などという言葉を振り回すつもりはありませんでしたが、今後は、少なくとも、下品な他者の悪口や個人攻撃などは厳に慎むことを公約したいと思います。その点、「人の悪口は絶対に言わない」とされる小泉首相の爪の垢でも煎じて飲む必要がありますね。(一部表現を訂正@2006-05-20 16:35)

そして、2006-05-19 21:36:13付け「アンチ小泉政権」さんからいただいた「最近、厳しい内容のコメントが圧倒的多数を占めていますが、まだまだ簡単に見限らない支持者も少なくないはずです。私もその一人ですので、襟を正すべき点は謙虚な姿勢で正しながら前向きに頑張ってください」との温かい激励の言葉には、本当に感謝の気持ちで一杯です。

いずれにしても、今回の教訓を猛省の糧とし、「双方向メディアを通じた政治言論活動の実践」というブログ開設の原点に立ち返って、これからは、謙虚に、しかし大胆で刺激的な政策提言や国政報告を発信し、それこそ「海千山千」にして「手強い」皆さんとの間で建設的な政策議論を深めてまいりたいと存じます。そう、『翔ぶが如く』の名に恥じぬように。どうぞよろしくお願いいたします。

(追記:不必要なので削除しました。ご指摘に感謝します。2006-05-20 16:30)