視察2日目は名古屋の防災センターへ
こちらの施設では、震度7の地震や火災発生時の煙避難など実際に体験しながら防災を学ぶことができます。
まずは、地震体験室へ・・
体験室へ入るまでに、地震後にとるべき初動行動3つをおさらいします。みなさんはいえますか??
実際に震度7を体感。
ひぃぃぃ
怖すぎます
頭を強く打つと気絶して逃げ遅れるので、とにかくまずは頭を保護すること。机の下にもぐるか、机がない時は頭の後ろを抱えてダンゴムシのポーズで頭を保護します。
そして、地震がおさまったら、
①火災が起きないよう火の確認
ガス栓を閉める、タバコの吸い殻、お仏壇の線香、ストーブなどはもちろん消すこと。
②窓を開ける
マンションは高層階だったりするとゆがんで開かなくなるケースが多いため、窓やドアをあけます。あけてもすぐ閉まってしまうので何かはさむとよい。
③ブレーカーを落とす
電気は比較的早く回復するが、壊れた家電からの発火で家事になることが実は多い。そのためにブレーカーを落としておくこと。
初動行動で、貴重品を探すと答えたあなた!
その行動こそが命とりですよ〜
以前福島の方が見学にいらした際に、「自宅に忘れ物をとりに帰った人が全員戻らぬ人になった」というお話しされていたそうです。
だから大地震の後は、津波の危険がある地域では決して自宅に戻らないこと
それから、火事になってしまったとき。
火事になると、小さい子どもは外に逃げずに、お風呂場や押入れに隠れてしまうそう。そして煙を吸って一酸化炭素中毒になって動けなくなってしまいます。
火事のときはとにかく外に逃げるよう、普段からお子さんには教えてあげておくといいですね。
他にも、たくさんの防災に役立つ知識を教えていただきました
全国に防災センターはあるので、みなさんも是非一度お出かけしてみてはいかがですか?
さて、防災センターを後にして、半田市役所へ。
![ほっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/055.png)
こちらでは、ネット上で災害情報が見れる「マイレポはんだ」を実際の画面を見ながら説明していただきました。
このシステムは千葉市(ちばレポ)で始まった時からいいなと思っており、逗子市としても是非始めて欲しくて何度も提案しているのですがなかなか実現せず…
それから風水害への防災対策についてお話を伺いました。
昭和34年に起きた伊勢湾台風は過去6位に入る大災害といわれており、当時は半田市でも291名の死者が出たそうです。
過去の災害の教訓から、避難訓練に力を入れているそうです。
そのための様々な工夫。
こちらは亀っこ防災隊
子どもたちが高齢者に手紙を読んで直接渡すことで防災訓練の参加を呼びかけたり、、
地域の企業の方や大学生にも参加をしてもらいとにかく避難訓練を日常的に行なっているそうです。
そしてもう一つは女性リーダーの活躍。
消防団は女性副団長さん。
こちらの副団長さんは、AEDを使った救命措置で一人命を救っているそう。かっこいい
自主防災組織などでも女性がリーダーとなり、災害時の避難所運営について事前ルールの準備などを進めているとのこと。
避難所といえば体育館だけ開設。
というのは時代遅れで、更衣室や授乳室といった女性が安心して避難生活をくれるよう事前に学校の教室を指定しておくなどが必要です。
避難所は、殺人以外はなんでも起きること、性犯罪も多発することから、女性の視点での避難所運営が必須とのことでした。
私も以前、議会でこのテーマを取り上げたことがありますが、逗子市での進捗状況を改めて確認したいと思います。
首都直下地震は30年以内に70%の確率で起こるとされていますから、備えはやはり日常的に行なって防災意識を高めていかなくてはと改めて強く思いました。