昨年は委員長でしたが、今年は委員に戻り、昨年度一年間の決算審査を行いました。

 逗子の決算委員会の審査の様子。事業の担当所管の職員を呼んで審査していきます。
このようなスタイルは地方議会では珍しいようです。
 
財政が硬直化している時代では、新たに事業を始めるよりも、無駄な事業をやめさせることも議員の大事な仕事。

しかしながら、一度始めた事業をやめることは民間と違い行政ではなかなか難しいのです。
これまでにも、グリーンカーテン事業(庁舎の裏に約100万円かけてグリーンカーテンを栽培する)などいくつかの事業を廃止したり、民間委託に変えたりしてきました。

が、評価されるどころか関係する市民には恨まれてしまったりすることもあります。
それでもやはり改善がみられると嬉しいものです。

例えば平成24年に総括で取り上げた高齢者センターの食堂サービス事業については、当時600円のお弁当を販売し、7割の方が利用していませんでした。
改善を指摘していましたが25年度には、委託先を精神障がいの方が運営する事業者に変更し、委託料が200万円安くなっただけでなく、その場で調理したランチを500円でいただけることになりました。高齢者の方にも美味しくなったと好評であり、障がい者の方の就労支援にもつながっているということでした。

ちなみに、委託先に障がい者の事業者を持ってくるアイデアは私ではなく、担当所管です。
介護保険課の職員さん方のご努力素晴らしい

決算審査だけでなく、すべての議員活動について言えることですが、批判するだけなのは簡単で、そして傍目からはそうした議員の方が頼もしくみえるかもしれません。

でも大切なことは、現状よりもベストな対案を提示できることです。


お金がない時代には、みんなで知恵を出し合ってより良い改善策を見つけたいと思います