本日は、逗子市沼間1丁目に進出予定の特別養護老人ホーム
の進捗状況について、運営先である社会福祉法人湘南愛心会
へ視察に出向き説明を受けてきました。


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本市においては、65歳以上の人口が16,864人、高齢化率は約28%
であり、特別養護老人ホームの待機者数は335名(平成23年10月時点)
と、特別養護老人ホーム誘致は重要な政策課題でありました。

このたび、沼間1丁目において、特別養護老人ホーム仮称「杜の家」
の建設計画が進んでおり、先の予算委員会でも、建設費の補助金
約4000万円が可決されたところです。

湘南愛心会は、湘南鎌倉総合病院が中心となり医療と介護のトータル
ケアをおこなっています。
本日はすでに鎌倉市で運営されている特別養護老人ホーム
「愛の郷」の施設も見せていただきました。

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全室個室のユニット型になっており、家庭的な暖かい雰囲気でした。
身体拘束は一切なく、またベットに寝かせっきりという入所者の方も
いないとのことです。

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入所者の方のほとんどが要介護度4以上ということで、
食事のお箸やスプーンも一人一人に合わせて全て違うものが用意されます。

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施設を見学した後は、逗子市に予定している施設の建設計画について、
説明を受けました。

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逗子市で建設が予定されている土地は、民地であるため、これまで
マンション開発計画があがったり、転売が繰り返されるなど近隣住
民の方は大変危惧をされていました。
当該地は、とくに自然環境が豊かな緑の多い土地であるため、開発
に関しては、逗子市の条例に順守したものでなければなりません。

逗子市の開発規制に関する条例は3つもあり、それらのルールは
大変に厳しいものです。

そのため、今回計画されている特別養護老人ホームは、当初地上3階
建てだったものを、地上2階の地下3階に変更し、緑地保全に関しては、
今ある緑を最大限保全し、また植樹に関しても、ソメイヨシノやコナラ、
クリ、ウメなど新たな緑を多く植えることで現状よりも、自然が豊かに
なるような計画となっています。


特別養護老人ホームは、終の住処となる方も多くいらっしゃいます。

市民のみなさんにとって、よりよい施設となるよう今後も
計画を注視してまいりたいと思います。