防災無線以外の質問について要旨を掲載いたします。
後日、行政側の答弁や質問を取り上げた背景についても詳しく掲載したいと思います。


Q 災害対策について

放射能への不安が高まっている。とくに乳幼児のお子さんをお持ちの保護者の方に託児つきの専門家による放射能対策セミナーのようなものを開催すべきと思うがどうか?


Q 財政問題について
第一運動公園のような新たな大型公共施設の投資についてはスクラップアンドビルドを同時並行的に取り組んでいき財政負担を極力抑えることを市長は強調されてきた。そこで第一運動公園のビルドコストに対して、他の公共施設において何の施設をスクラップしそれによりどのくらいのコストが浮くのか?


Q 不登校児童対策について

不登校児童生徒がフリースクールや通信教育など学外で一定勉強したとしても、学校で授業やテストを受けなければ評価が出来ずに、内申がまったくつかない現状がある。平成15年には文部科学省がなるべく成績を付けるように努めるという指針が出されているが、この指針の対応を含め、逗子市が不登校児童生徒に対してどのような対応をとっているか?

現在市内には小中あわせて不登校児童生徒が38名いる。その中で定期的に市内の適応指導教室に通っている子どもは1名のみ。市内に通うことに抵抗があるという話も聞いている。となると近隣市のフリースクールの情報収集についても的確に行っていただき、不登校児童生徒への相談時に適切なフリースクールの情報提供を行うべきと考えるがどうか?

不登校児童生徒が学校へ戻れるようになるまで、学校以外の施設、例えば適応指導教室など学校以外の公共施設で試験を受けられようにするのはいかがか?

Q 児童虐待防止策について
今年の3月に厚生労働省が新しい「里親委託ガイドライン」を制定した。逗子市はこの新ガイドラインに則り、子育て不安を抱える保護者に対して選択肢として新生児里親制度があることをきちんと指導しているか?


Q ごみの減量施策について
ごみの減量化が進まない要因の一つとして、リサイクルに協力しても、出口でどのように資源として利活用されているのか見えにくいことがある。この点についてどのような工夫をし、市民に見える化を図ろうとしているのか?

ごみ減量先進自治体の名古屋市では、市のHP上に資源リサイクルのゆくえとして、回収された資源ごみがどのようなリサイクル過程を通り、どのような物に生まれ変わるのか掲載されている。このように、HPや広報を通じて、資源リサイクルの過程を示すことは環境教育にもなるし意識啓発にも寄与するがいかがか?

逗子市ではごみの処理経費として総額年間で約8.8億円。さらに最終処分場の埋め立て延命化工事事業に2か年で約1億2千万円。焼却施設の大規模改修工事に3か年で約32億円とごみ処理にかかる莫大な経費は今後市の大きな財政負担となってくる。横浜市のG30のようなインパクトのあるキャッチフレーズを打ち出し、市民の皆さんと危機意識を共有し取り組みを強化すべきと思がどうか?


Q まちづくりについて
逗子海岸は逗子のまちにとって貴重な地域資源。であるのに逗子駅からこの街へ降り立ったとき海を感じさせない。駅から逗子海岸へのアクセスがわからない。そこで、逗子海岸へのアクセス標識や駅前地図の改善方針についてどう考えているか?

横浜市の関内エリアでは、道路にタイル絵をはめ込み、そのタイル絵をたどり散策していくと歴史的建造物の街並みがぐるりと回遊できるようになっている。
このように道路にタイルを埋め込みルートサインをつくることで海岸までのプロムナードを整備することはどうか。

田越橋から渚橋へと向かう田越川沿いの道路は、普段から市民の川沿いの生活道路として親しまれている。ところが歩道が細くその上歩道の真ん中に電信柱がたっておりストレスの多い道路。ここは県道であるため新しい県知事に再度この道路を改善してもらうよう改善要望を出すべきではないか?

今年は葉山芸術祭に逗子からも多く参加していた。市長も葉山芸術祭の会議に参加するなど意欲的に取り組もうとしている姿勢がみえる。こうした文化事業に行政が提供すべきものは、お金以上に私は空間だと思う。
たとえば、クラシックを箱物で聞くといったクローズドなものではなく、逗子海岸で映画祭といった市民の文化活動があったが、このように開かれたまちなかでアート事業を行うことが大切だと考える。なぜなら、普段の街の中に文化というエッセンスが加わることで、まちの潜在能力が引き出されたり人々が交流したりまちへの愛着が深まったり多くの相乗効果が得られるからである。例えば商店街の空き店舗を市内で活動する若手作家に低額で貸し商店街を巻き込んでのアートフェスティバルなどはどうだろうか?