民主党内紛と破局 | 『改国救世』サイトより

民主党内紛と破局

       兄弟げんかは江戸の華か?

                 2011年6月5日-6日


■鳩山、菅直人、小沢は民主党一家・カラマゾフ家の三人兄弟か?
小沢が一番強い兄貴分・長男ドミトリー。鳩山が三男アレクセイ。菅は次男・無神論左翼・啓蒙主義者・イワンなのか? 次男・菅直人は口八丁のカラマゾフ家イワンに勝る無神論・左翼反国歌・反国家・市民社会主義者だ。罪と罰のラスコリ―二コフの様でもある。鳩山は神を愛する「敬天愛国」の姿勢が弱く、三男アリョウシャには成れていないが。


■第一次鳩山民主党は1996年9月に鳩山兄弟と菅直人が合体し、左翼さきがけ党の親分・武村正義などを追放し結成された。民主党が結成された直後に、江藤淳は「この民主党は結党宣言に、安全保障政策の一言も無く、憲法改正の一言も無い。合わせて滅びゆく社会党の延命救済集団のようであり、期待は絶望に変わった」と失望と怒りをもって、文芸春秋『諸君』1996年11月号に記事を投稿した。


■後日鳩山民主党は、小沢一郎と手を組んで、一層訳のわからぬ寄せ集めの、第二次民主党に生まれ変わった。堕落したとも言えよう。その直前まで、菅直人などは、自由党・小沢一派を「サッチャー、レーガンの後陣を行く、新自由主義、新保守主義集団である」と左派系の民主党の本性をあからさまにして、政治思想的に敵愾心をむき出して糾弾に努めていたのである。OK牧場の決闘はこのころすでに始まっていたのである。Oは小沢、Kは菅である。


■菅民主党からの、自自連合政権、自自公連合政権に対した敵意ある小沢自由党攻撃で有った。その怨讐・小沢自由党と左派・社会党的、民主党が合体して、大矛盾の中で不倫により生まれたのが第二次民主党である。

江藤淳はこの時は既にこの世にはいなかったのであるが、生きていたら、このいい加減さの上塗りで生まれた不倫政党に対し最大限の怒りをぶっつけた事でありましょう。


■2011年6月、この度遅きにあるが、民主党は解体して再度、第三民主党を結成すべきである。マニフェスト詐欺作戦は処罰されるべきだ。普天間基地を海外に、最低でも県外に!増税は絶対にしないこと、自民党政治下での無駄を省き、20兆円削減し、子供手当5,6兆円、高校無料化、高速道路無料化、農家の戸別保障を貫徹する、ガソリンなどに掛けられていた暫定特定加税を廃止し、ガソリン等の値下げを計る。等など・・17兆円のバラマキである。・・・これが結局完全に不渡りであり100%偽証罪に終わったのである。おまけに、二年立て続けて44兆円もの赤字国債を発行したのである。実質大増税ではないか。ムダ減らしどころか予算規模は92兆円と大いに膨らんでしまったのである。これを詐欺政党と言わずして何と言うべきであろうか。


★菅政権は与謝野馨氏を政権に閣僚として取り込んだ。民主党政策批判の最大最強人物を政権に取り込んだ。ムダ減らしなど全く出来なかった菅民主党が、消費税アップを演出せんがための卑劣なやり方である。これもまた公約違反の極み人事である。破れかぶれの現実は、政党選挙・政党民主主義を埋葬したのである。国民をばかにしている民主党・菅政権の態度である。


■菅直人が批判を受け糾弾され、つるされている。当たり前である。始めから政権の正当性はゼロ・零なのである。民主党政権は欺瞞である。国民不在であるとの批判を克服する為には、政権を公明党にゆだねて、山口内閣の公民連合政権の選択か、現状では不可能に近いが衆議院解散総選挙で選挙のやり直しをすべきである。


■それらができなければ、最低、亀井静香・国民新党に政権を渡すべきである。亀井内閣で公明党も参加した「国公民連合政権」である。マニフェスト詐欺犯罪者である民主党には、政権政党は許されていない。

『ボイス2009年10月号』「民主・公明連立論」―民主党にこれだけは言いたいー花岡信明(拓殖大学教授)。 現在では、正しくは「公明・民主連立論」、山口内閣・山口公明党政権・山口「公明民主連立政権」が生きる道であった。民主党政権は許されていない。総選挙が震災の為厳しい現状であり、民主党に許された道は山口政権、又は亀井政権の与党に連立参加させていただくことであります。菅直人氏が政権を手放さず固守している事は間違いである。

次の民主党代表も政権につけば同じ過ちである。総理になれば犯罪である。その点が菅さんには理解できなかったのである。


■大連立は間違いである。基本的に現状では、大連立は、自民党の堕落になる。政治の取り返しのつかない堕落であり、政党民主主義の敗北であろう。万一大連立を組むならば、以下の合意が必要であろう。
第一に★憲法改正・憲法第9条「白紙撤回・安全保障条項銘記」、第二に★日米安保堅持、第三に★普天間基地のキャンプシュアブ・辺野古崎移設に合意した、「日米政府間合意貫徹」等の安全保障政策・外交政策の基本一致が必要である。それ以外の連立は許されない。第四に★谷垣政権での「自民・民主連立政権」である事。民主党には政権政党になる資格がありません。


■★憲法改正の国民合意形成のチャンスになるならばば大連立は、禍転じて大福であり、震災の犠牲者も浮かばれるであろう。


■民主党は次期総選挙までに、消費者サイドに立脚した政党である事を明確化し、合わせて、安全保障政策・外交政策で政権交代に堪えられる党に成るべきである。母型政党=民主党である。改憲政党を目指し、「憲法第九条・白紙撤回・安全保障条項銘記」を核とした憲法改正・改憲政党を宣言すべきだ。これでこそ、保守系リベラル左派政党である。こうすれば黙っていても自然に政権交代のチャンスは何時でもおとづれるであろう。父型・保守系保守・コンサバティブ政党・生産者サイドの政党との二大政党体制確立への布石である。政界再編であります。


■現在の民主党は占領下日本の無条件降伏指令に立脚したポツダム憲法擁護・反改憲・反動左翼・反国歌・反国家政党であり、愛国無視で国防軽視のイカサマ政党であり政党の命である『綱領』もないインチキ集団である。

国歌、国旗法案に鋭く反対した集団に政権党は許されない。寄せ集めの集団、寄せ集め政党で政権に着けば直ぐに破局する事が証明された。占領政策で育成された、反国家、反国防、容共の朝日新聞社、毎日新聞社が支援したので、出鱈目マニフェストでも反自民党政権党になったのだ。



大連立問題に関して


■大連立の話が朝日新聞6月6日朝刊・一面に、二面にも大きく取り上げられている。浅はか愚かな記事である。例によって国民を高所から正しく啓蒙しているようには見えない。衝動的であり、長期的な展望を欠いた、低次元理性に主管された発作的な無自覚で無知なる試みである。いつもの通りであるが。


■民主党は、反自民・自民党政権打倒!を掲げて、07参議院選挙、09衆議院選挙で戦い、「国会議院の議席」と「民主党政権」がある。与謝野のように自民党が民主党に連合すれば、政党民主主義、選挙の否定である。

この度政局の頂点でかわされて表ざたにも成った、「鳩山、管の覚書」(三項目の中心が、自民党には政権を渡さない)にも反することであり、これでは政治不信の極致になる。朝日新聞は馬鹿げている。相当理性的ではない。その場限り、時局迎合的である。


■大連立は、「反自民党大連立」が第一である。これはやろうと思えばとっくに出来ていたものである。菅直人が首相から降りて「マニフェスト詐欺の民主党」は政権からおり、山口なつお、または亀井静香政権での「反自民党大連合」が大連立の方策だ。細川、村山政権で経験済みである。


■第二の大連立は民主党の三分の一位が民主党から飛び出して、「反民主党大連立」を創るものである。これが許されているギリギリの線である。さもなければ解散総選挙を決行すべきだ。・・最悪は民主党と自民党の大連立だ。これは究極の大矛盾であり、この場合は政党の存在及び選挙の死亡になるのである。日本の民主主義政治の死亡につうじる。マスコミはこの死亡へと論点をはっている。愚かで犯罪的である。震災対策は重大ではあるが、かつての阪神淡路大震災の時のように、石原信夫官房副長官のような人物とその官僚を核とした専門家集団に任せればよいのである。政府の責任は、安全保障、外交、景気対策、新たなエネルギー対策、・・・政府らしい責任と執行するべき本来の重要な基本課題が山積しているのである。震災対策は早く専門家集団に任せてしまうべきである。震災対策が連立の思想的な中心であってはならない。民主党政権でなければ、全ての政党も一致して協力できるのであるから。


■自民党は憲法改正を成し遂げるべく強力な決意をすべきである。憲法改正に使命を賭けない自民党は、ほとんど民主党と変わりはない。政権交代は、時間の無駄であろう。改憲に政党の運命を賭けない自民党は解党すべきであろう。無くても良いイカサマ集団である。