甲子園と永沢
高校野球甲子園大会が始まって連日熱戦が繰り広げられています。
今日は地元秋田代表の本荘高校が鳴門工(徳島)と対戦し、サヨナラ負けを喫しました。
残念だったけど素晴らしいゲームでした。
秋田県勢はこれで夏の甲子園で11年連続初戦で負け続けている。
昔は金農やら経付やら秋高やら強かったのになー。
小学校の頃から夏休みはそうめんを食べながら麦茶を飲みつつ甲子園を見るというおっさんのような暮らしをしてきた僕は高校野球が大好きなのだ。
甲子園はやはり夏の甲子園がいいね。
そしてやはり秋田県及び東北の高校を応援する。
東北高校(宮城)のダルビッシュを見るために甲子園まで1人で行ったこともある。
そんなダルビッシュも甲子園での優勝はなかった。
甲子園で154キロという当時の最速記録をだした日南学園(宮崎)の寺原も甲子園では優勝していない。
皆さんご存知と思いますが、僕の一番好きな大会はやはり第80回大会。
第74回大会で優勝した西日本短大付(福岡)の森尾投手は5試合を投げて1失点で防御率がなんと0.20!4試合を完封するという神懸かったピッチングもすごかったし、星陵の松井秀喜の5打席連続敬遠も印象的だった。
ハンカチボーイとまーくんが盛り上げた第88回大会も記憶に新しく非常に興奮した。
でも僕の中での甲子園のスターはやはり松坂大輔。
一回戦で鹿児島実の杉内がノーヒットノーランをしたりしたが、最終的には松坂が全部持っていった横浜(東神奈川)の優勝に終わった第80回大会は面白すぎた。
準々決勝のPL学園戦の延長17回250球の死闘。
ちなみにこの時のPL学園のエースは日テレの上重アナウンサーだ。
そして翌日の準決勝は明徳義塾戦。
8回6点ビハインドからの奇跡の逆転劇。
テーピングをはずしてマウンドに向かう松坂はかっこよかったなー。
さらに決勝の京都成章戦でのノーヒットノーラン。
まさに伝説だ。
この大会は毎日食い入るようにテレビを見てはそうめんを食い入るように食った。
ちなみに僕の母校である秋田高校は僕が高二の春のセンバツ大会で甲子園に出場した。
応援に行ったが初戦敗退したよ。
その時の我が校のエースだった後藤光尊投手は今、プロ野球オリックスバッファローズで活躍している。
さぁ今年はどこが優勝するだろう。
今日一回戦突破した浦添商(沖縄)は良いとこ行きそう。エースの伊波投手が良いね。
力のあるストレートを投げる本格派右腕だ。
あのカットボールはとらえにくいだろうなー。
あと浦添商の選手は沖縄だけあって顔がみんなキャン×キャンみたいに濃いなー。
浦添商の選手もパカパカをやるのかな。
それはさておき甲子園はなぜ僕を含めたくさんの人を熱狂させるのだろう。
やはり負けたら引退という一発勝負による儚さと一生懸命な姿、リアリティのある涙、悔しさや喜びを素直に表現する若さへの感動、選手として未完成だからこそ生まれる劇的なドラマ、そういったところがプロ野球にはない魅力があるんだろうな。
そして甲子園には魔物が棲んでいるとよく言う。
8年前に甲子園に突如現れた魔物デスオロチが11人の高校球児の命を奪ったのは記憶に新しい。
とりあえず高校球児のみんなはデスオロチに気を付けてケガなどしないように、熱中症や脱水症状や腸閉塞や腹膜炎や急性虫垂炎や大腸憩室炎にならないようにがんばってください。
甲子園に興味なかった人、長々とごめんね。
そして漫才師の甲子園・M-1がもうすぐ始まる。
最近はきちんと笑いを取る芸人が評価されにくい時代になってきてる。インパクトだけの短いネタしか出来ない芸人のほうがもてはやされる。しかも笑いを取らなくてもだ。
本来芸人とは目の前の客を笑わせるのが仕事なのにと僕は思う。
そんな中、一発勝負で真剣勝負のM-1のようにちゃんと笑いを取った者が評価される大会があるのが救いだよ。
ちなみに関係ないけども女優の「井上真央」と
芸人の「井上マー」って聞き間違える程似てるね。