今日は残念なお知らせです。
ついこの前まで広島に留置されていた、EF200-1が
(「貨物ちゃんねる」より)
外板と天井がはがされ、内部の機器が見えています。
EF200は、まだ日本がバブルで貨物輸送の需要がとても高かった時に、
貨物を沢山運べるよう、大きな力を持った機関車として、
製造が計画されました。
しかし、作り終わった時には、もうバブルは終わっていました。
なので、もう貨物を沢山運ぶ必要もなくなってしまっていたのです。
しかも、作っているときには見落としていた、
重大な欠点があったのです。
それは、試運転中に発覚しました・・・。
それは、EF200がフル加速すると、架線の電気を食いすぎて、
架線電圧の低下が起きる、ということ。
だから、その架線の電気で走っている他の電車が
走れなくなっちゃうって事です。
せっかく、約8000馬力の力をもってこの世に生まれてきたのに、
フルパワーで走れないで終わるなんて、なんて悲しいコト。
まるで、「悲劇の英雄」じゃないですか。
(ちなみに、C56が約1000馬力です。)
一時期は、1600トンの貨物も牽けるって期待されたのにね・・・。
そして、その後すぐに、「桃太郎」こと、EF210がデビューしました。
なので、もうほぼ「邪魔もの」扱いされてしまう訳です。
そんなこんなで、EF210の両数が増えてきたため、
今回のようなことになってしまったのです。
本当に残念です。そして、とてもかわいそうです。
東海道貨物線でも見られただけに、悲しみは一層です。
JRの人がちゃんとしていれば避けられたことなのに・・・
因みに、この情報のほとんどは、
「You tube」からの情報です。詳しくは、
こちらのリンクからどうぞ。(Youtubeにつながります)
http://www.youtube.com/watch?v=hfRB0treoBw
では、今回は終わり!
これで、少しでも皆さんの知識が増えたなら嬉しいです。
ではまた次回!