令和6年2月27日、長崎市議会定例会一般質問に於いて、
自民創生会派代表として吉原孝議員が、
県庁跡地の活用のあり方について市長に質した。
誠に有り難い事である。
長崎市の努力により「出島」の整備は、年々歳々進捗し、
江戸期唯一の外国への窓口としての姿を整え、
国内外から非常に高い評価を得ている。
県庁跡地の活用は県の判断に委ねられるかも知れぬが、
その判断に於いて県都長崎市に於ける判断も、
重きをもって考えていただかねばならぬ事と思う。
県市に於いてはプロジェクト会議等をもって、
永年検討されてきた経過もあろうが、
どうも具体的な見通しはたっていない模様である。
吉原氏の質問は長崎奉行所西役所の復元について
言及しておられた様に思う。まさにそのとおり。
江戸期260年そして幕末期の海軍伝習所、医学伝習所等
我が国の歴史になくてはならぬ使命をはたしてきた施設なのである。
長崎市は観光資源創出に於いて、
千載一遇の機会をのがすべきではないと思う。
今后、深く掘り下げての熱い論議を、
市民間に、更に議会に於いて展開して欲しいものである。