平成29年11月末日、
長崎市公会堂跡地の現状を確認すべく現地におもむいた。
埋設物調査については特段の事もなく終了したのであろう。
埋め戻され砂利が敷きつめられて広場跡、公会堂の建物跡、
等しく塀にて囲まれ、新市庁舎建設基礎工事を
ヒッソリと待っておる風情である。
ある者は建物の存続を望み、ある者は解体を望み、
それぞれに次の世代へ何かを伝えていこうとする。
それぞれの議論に於いて、
その中身に於いての深度には圧倒的に差があった。
ただ何かある時期に於いて「後出しジャンケン」に
「利」もしくは「理」ありの風が暫くその間吹いたりする。
何人かがまた吹かそうとする。
市民はその都度、冷静に識者に学ぶべきである。