わたしの父方のおばあちゃん
父方のおばあちゃんなんて言い方が
あることさえ知らないくらい
わたしが小さいときに離婚した父と母
わたしが気づいたときには父はいなくて
それがあたりまえ
それが普通
でもなにかちがくて
まぁいろいろあって
探して調べて
自分のおばあちゃんに初めて会った
そのときもらったおこづかい1万円
使えずにずっと大事に持ってた
おばあちゃんに会ってから
4年も経ってて
気づいたらおばあちゃんは亡くなってた
おばあちゃんに会ったのはその1回だけ
自分に子どもが生まれて
印鑑をつくるとき
たまたま持ってるお金がなくって
その1万円を使った
わたしのおばあちゃんから
わたしのこどもへ
使わずに持っててよかった
いつかこの話をこどもにできたらいいな
ひいおばあちゃんからの贈り物ってことで