JARF保護犬 NO.9バロン 改め レオくん のご家族様との再会 ④
どうも!レオです。
僕と家族の再会のお話もついに最終回となりました。
最後まで、よろしくお付き合いください!
レオくんのお父さんはお電話越しに、「レオに間違いない!」とおっしゃいます。
お耳の治療をしていたこと。
写真で見たレオくんの姿。
その写真も、しっぽが向かって左側にいつも倒れること。
でも首輪が違うんです。
首輪も飼い主さん探しの重要な手がかりなので、「はい、そうですか」というわけにはいきません。
仮設が当たってレオくんをお迎えに来てくださった時、もし違ったら…
お父さんもガッカリでしょうし、それからまたレオくんの飼い主さん探しを改めて始めなくてはいけません。
福島と静岡がとても遠いことは、私も何度も往復していますから分かっています。
心苦しいのですが「まずは逢いに来ていただけませんか?」とお願いしてみました。
「もうすぐ車を取りに行くから、そうしたら逢いに行くよ」
お父さんはそう約束してくださいました。
そして、再会となったのです。
レオくんに逢ったお父さんは、たくさんのことを想い出しました。
レオくんの手触り
レオくんの毛の長い部分のある場所
レオくんの舌にあざがあること
近所の方がレオくんを見かけた時、脚をびっこ引いていたこと
(レオくんは骨折していてびっこを引いていました)
そして、「自転車で散歩する時に、リードが絡まりそうになるとレオはこうするよ」
「便をするときは草の上とか、木の陰のところに隠れてするんだ。道の真ん中でしたりはしないよ」
(これも先日レオくんの癖を紹介させていただいています)
「耳を触ろうとするとこうするよ」
「よくしゃべる、あごをカタカタならすんだ」
「散歩の時、ポッケにジャーキー入れてるんだ。ないよ、と言うと、吠えるよ」
すると、レオくんは、ワン!と文句を言います。
私達が知らないレオくんの癖も、次々教えてくださいました。
そして、お父さんがおっしゃることは全部その通りなんです。
もうこれはレオくんに間違いありませんね。
飼い主さんとワンちゃんの反応をみれば分かります。
首輪の謎は残りますが、違うのは首輪だけなんです。
新しい首輪をつけていましたので、保護する前に、誰かがつけ変えたのでしょうか?
私達も保護時に混乱がありましたから、もしかしたら何か手違いがあったのかもしれませんね。
本当にレオくんなのか、確認の為に遠くから来ていただく事は、とても大変な事だと思っていましたが、お父さんもお母さんもレオくんに逢えて嬉しい!来てよかった!と言ってくださいました。
とにかく本当によかったです。
私達のコツコツ作業も役に立ちました。
そして、その郵送代やコピー代などは、みなさまからお預かりさせていただいていた義援金を使わせていただいています。
本当に本当に、みなさまいつも応援・ご支援をありがとうございます。
みなさまのお陰でこうして、また離れ離れになった家族が再会できました。
早く仮設が当たって、レオくん達がまた一緒に暮らせますように、願っていただければ嬉しいです。
伊豆高原 クミコ