すごいんです!洗濯ネット。 | ながさか犬猫クリニック

ながさか犬猫クリニック

愛知県刈谷市の動物病院です。犬猫の診療を専門としています。地域のかかりつけ医として安心してご相談いただけるように頑張っています!

初めてネコを飼い始めた方に、

「遊びながらでも洗濯ネットに入るようにしておくと、いざという時にいいですよ」

と話すと、だいたい怪訝そうな表情をされます。


なぜ洗濯ネットかというと、

通院時には圧倒的に楽だし、ネコも人も安全だからです。



ネコを洗濯ネットにだなんて、気の毒な感じがしますね。


でも大丈夫です。見ててくださいね↓



普通の洗濯ネット
洗濯ネット



ネコが中にいる様子。手前が顔です。
洗濯ネット:松永レオ



部分的に体を出すこともできます。
洗濯ネット:松永レオ2
(レオ、ありがとう!とてもおりこうでした!)



ネコの視点で見てみると、、(ネット内側より)
洗濯ネットからの視界



どうですか?


思ったほどの圧迫感はありませんね。



ネコにとっては、外が見えないことほど不安ことはないんです。

だからネットは視界もひらけていて安心できるので、暴れません。このまま聴診器も当てられますし、注射もできます。



なので僕は単体で使うなら、ネコゲージより洗濯ネットをお勧めしています。

ネコゲージにそのままネコを入れている場合、病院の雰囲気を感じ取って出てこなくなったり、出そうとすると噛みついてしまったりする子も多いのです。ネコも不安だから攻撃してしまうんです。






ときに

十分気をつけていても、ほんの一瞬の隙をついて診察室内で脱走してしまう子がいますドクロ



こういう時は、もう覚悟をきめます




診察室内を逃げ回るネコを捕まえるのは、至難の業でして、、、。飼い主さんと僕で汗だくで捕まえます。

ネコも必死なので、表情も鳴き声も本気メラメラです。



にゃー 「ウギャー!クルナー!ギャオー!!」

僕  「よしよしおいで。(君がなんと言おうと捕まえなきゃならないんだ!許せ)

にゃー 「ギャオー!ヤダ!ガリガリッ!ガブッ!」



飼い主さんは「普段はおとなしくていい子なのに」とショック汗なご様子。





そして



結果、だいたいこうなります。





結果↓
手の傷
(受傷直後は載せられないので、傷が落ち着いた頃)




こうならないためにも、是非洗濯ネット活用してみて下さい!


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