初期型のハンドルがかっこいいですね。


程よくサンセットオレンジに日焼けしたアンバサダー5500ブラウンです。


サンセットオレンジは、


元々今回の初期型5500ブラウンが、年数が経つにつれて褪色してきれいなオレンジ色になったもので、


オールドアンバサダーのコレクターの間で「サンセットオレンジ」と呼ばれてきたことに由来します。



アンバサダーには末尾にCが付くものと付かないものがあります。


Cは軸受にボールベアリングが使われていることを示します。


今回の5500のようにCが付かないモデルの軸受にはブロンズブッシングが使われています。


ブロンズブッシングがボールベアリングに比べて飛びが悪いか、というとそうでもなく、オイルをこまめに注せばよく飛びます。





内部も素晴らしいコンディションですが、組み立ててハンドルを回すとシャリシャリ音がしました。


ハンドル側サイドカバーの口金がドライブシャフトに当たっていたのが原因でした。


歪みを修正したら直りました。


この部分の歪みはドライブシャフトベアリングの隙間が均一かどうかですぐに見分けがつきます。


カシメを傷めたり傷がつかないように修正しなければいけないので、


アンバサダーの歪みを修正するのは毎回苦労します。