1960年代のABUは、アンバサダー5000を製造するようになってからもダイレクトリールを製造していました。
その中でも一番ポピュラーで製造期間も長かったのが、1750Aです。
70年代に入ってからもしばらく製造が続いていたそうです。
小さいのでサブリールとして携行したり、餌釣り用のリールとしても人気があったらしいです。
ハンドルの真ん中にあるボタンを押すとハンドルとドライブギアの縁が切れて、キャスト時にハンドルが回らなくなります。
キャスト中はハンドルは回りませんが、ドライブギアは回っていますので、フリースプールではありません。
ドラグのないセミダイレクトリール、といったところですね。
デカールは2種類あり、こちらは古い年代のものになります。
弾数が多いので良い状態のものが手に入りやすいです。
ダイレクトリール初心者におすすめです。
中身は至ってシンプルです。
ボタンはハンドルのクラッチにグリスを塗ったらスムーズに動くようになります。
ABUの後期ダイレクトリールの良いところは、遠心ブレーキが付いていることです。
このおかげで他のダイレクトリールに比べて圧倒的に扱いやすくて飛距離もあります。
ABUのリールにスウェーデン王家のクレストが付いているのは、遠心ブレーキによってリールが飛躍的に使いやすくなって、王室御用達になったことに由来しています。