大小3台のレバードラグリールをお預かりしました。


大きいのがシマノ タリカ

手前がオクマ カバラ


3台ともハンドル付け根にあるボタンで、ギア比の変更ができるリールです。


ボタンを押すとローギアに切り替わります。


ハイギアは回収が速いので便利ですが、魚とファイトする時にパワー不足になるのが難点です。


特に対象魚が大きくなるほどその短所が顕著に現れます。



小さいレバードラグリールは50メートルくらいの水深用、大きいものは深い水深と使い分けます。





ローギアには切り欠きがあって、ボタンを押すと噛み合う仕組みです。


ローラークラッチは付いておらず、アンチリバースドグが3個ついています。


ギアの切り替えをする機構があるため、ローラークラッチがつけられないんですね。


ですが、レバードラグリールの場合、


いつ壊れるかわからないローラークラッチより、アンチリバースドグの方が信頼性が高いということなのでしょう。



レバードラグリールはドライブシャフトとレバーの付け根のグリスが真っ黒になります。


そこに負荷が集中していることがよくわかります。


各部普段よりグリスを多く塗って組むようにしています。