ビンテージリールのラスボス的存在
フルーガー2600です。
カッコよさを集めて作ったようなこのリール、
軽くてよく飛ぶので性能も優れています。
ヘナチョコなクラッチが有名ですが、
使いはじめればすぐ慣れますし、メンテナンスしてあればトラブルは起こりません。
カップの傷も少なく、黒い塗装の色褪せもありません。
コレクターが大事に保管してきたようですね。
とても良いコンディションでした。
今回は分解して組み立てたら動かなくなったとのことでした。
最近こういう相談が多いです。
簡単なメンテナンスはおすすめしますが、分解整備はやめておきましょう。
調べていくとクラッチピンが歪んで、ピニオンギアが途中で戻らなくなっていました。
ピンを新しいものに交換して修理完了しました。
ピンは細い針金です。
曲げ直して修理しても良さそうですが、使っていて折れたらまた直さないといけなくなります。
手に入る部品は交換して、外した部品は補修して予備に回すようにすれば、この先安心して使えます。