ほとんど未使用のコンディションのファントムをお預かりしました。


当時の国産ベイトリールはウッドノブの機種も多く存在しました。


かなりのこだわりですよね。



SS-15は今の標準的なベイトリールと比べると、少しスプールサイズが大きいですね。


これは当時12ポンドラインが100メートル巻けることが、リールのスペックとして割と重視されていたからです。


今のノーマルスプールは、当時のナロースプールとノーマルスプールの中間あたりの大きさになり、軸も太くなっています。


それだけラインが細く強く進歩したということなんですね。


また、今のロッドがブランクスルーのストレートグリップになっていることとも関係があると思います。


リールの幅をコンパクトにした方がブレにくく疲れにくいからです。





ミリオネアから改良を重ねてきたことが伺えるクラッチです。


レベルワインダーのギアが直接ドライブギアと噛み合うので、メンテナンス後に組み立てる際は傷つけないように気をつけてください。


うまく組めない時は少しハンドルを回すとすんなり合わさります。





マグネットブレーキはカバーを外すと勝手に一番強い位置に回ってしまいますので、


組み立てる時はダイヤルを10に合わせて、ネジを締めた後は0で止まるかを確認しましょう。