ダイレクトリールは大きく分けて3種類あります。

それぞれ特徴にあわせてタックルを組むと良いので、参考までに書き記してみました。


最初にダイレクトリール選びのポイントです。

1 なるべく傷の少ない個体を選びましょう。

傷みのひどいリールは調子も良くないものが多いです。

2 ハンドルの状態を確認しましょう。

ハンドル曲がりは修正できますが、ノブが固着して回らないものは避けた方がいいでしょう。

3 メインで使っているルアーに合わせてスプールサイズを選びましょう。

5/8オンスまでがメインならナロースプール、それ以上がメインならノーマルスプールが使いやすいです。

使い勝手が良いのはノーマルスプールです。

4 スプールの材質を確認しましょう。

大きめでトローリング用も兼ねたリールに多い真鍮スプールはよく飛ぶので、オーバーヘッドキャストの遠投向きです。

軽いルアーは不向きです。

ピンポイントにサイドキャストするならアルミスプールがおすすめです。

アルミスプールが無難かと思います。




まずは1番ポピュラーなものから。

真鍮でできている小型ダイレクトリールです。

コンパクトでずっしりと重みがあります。

手元に重心を持ってこれるので、いろんなロッドに合います。

キャストもしやすいです。


リールは軽けりゃいいってことはありません。

ロッドに比べて軽すぎると、ロッドに振り回されてしまいます。

ロッドもリールも軽いと、腕ばっかり振ることになります。

タックルバランスが良いと、手首の返しだけでシュパッと飛びます。


組み合わせは重みのあるソリッドグラスロッドがおすすめですが、わりと何でも合います。

小ぶりなので細いブランクスで華奢にまとめるとカッコいいですね。

デメリットはシルバー単色なので、グリップやロッドの色によってはダサくなってしまうことでしょうか。

パワーのあるロッドに合わせられる重さがあるので、カバーの濃い釣り場向きです。




続いてもポピュラーな、アルミ製の小ぶりなダイレクトリールです。

軽くてコンパクトで投げやすいのが特徴ですが、合わせるロッドを選ばないと使いにくくなってしまいます。

重めのロッドとは合いません。

Lパワーのソリッドグラスのショートロッドに合わせてみましたが、低弾性のカーボンロッドもおすすめです。

オーバーハングに入れていく釣りに向きます。

細身で軽く軟らかいロッドとの相性が良いため、アシガマには弱いかなと思います。

カラフルなリールが多いので、そこも楽しめる部分です。



こちらはやや大きめなダイレクトリールです。

重いものが多いですが、このリールのように軽いものもあります。

ダイレクトリールは、チューブラーグラスのロッドに組み合わせるには小さくてカッコがつきませんが、

大きめのダイレクトリールならよく似合います。

これはこれで大変使いやすいのでおすすめです。



ダイレクトリールは生きるも死ぬもロッドとの組み合わせ次第なところがあります。

それにフリースプールのリールと比べて慣れが必要です。

特徴をよく理解してうまく使いこなしてくださいね^ ^