5台のサウスベンドのダイレクトリール。



サウスベンドと聞いて思い出されるのは

ニップアイディディやバスオレノですね。

道楽はバスオノレ 笑



こちら、No.60 オレノ

ナロースプールです。

ナローのダイレクトはけっこう人気のようですね。

軽いルアーも比較的投げやすく、タックルを華奢にまとめられるのが魅力です。

スプールが小さくなれば、当然糸巻き量も少なくなり、スプールが軽くなります。

だから軽いルアーも飛ばせるということです。

とは言えせいぜい1/2オンスぐらいかな?



短所もあります。

スプールが軽くなるとキャストの初速も速くなるため、

リールにマッチしない重めのルアーをピンポイントに入れるのが難しくなります。

慣れればどうってことはないのですが、よく飛ぶリールで重いルアーはリールに負担をかけます。

メカニカルブレーキのキャップに付いているメノウが破損したり、ギアの消耗も早まるでしょう。

バックラッシュもしやすくなります。

道理に適ったタックルを選んで楽しんでください。



つづきましては。

No.1000 アンチバックラッシュ

例のバンパーのようなものがついております。


このようにバンパーが前に張り出すように組むのが正しい組み方です。

古い資料を見ると、ラインキャリッジにラインを通して、

さらに張り出したバンパーの下をくぐらせてガイドへ通せとあります。

どこまで効果があるんでしょうね?



アンチバックラッシュの機構以外は全て同じ作りでした。

アンチバックラッシュはフレームまでバラバラにすると、組み立てにかなり手こずります。

ご注意ください。

フレームをバラさなくても、パーミング側のキャップからウォームシャフトが抜けます。

レベルワインダーが掃除しやすいようにできているので大変便利です。

これはシェイクスピア製のダイレクトリールに共通の作りです。



No.550C

こちらもアンチバックラッシュですが、珍しい左ハンドルです。

左ハンドルのビンテージダイレクトリールはたいへん貴重です。

しかもメノウは破損しておらず、ハンドルの状態も良好。

パーツも全てあります。

お宝です。

大切にしてください。




ボートラッシュが少々ありますが、総じてグッドコンディションです。

真鍮スプールも相まって回転良好。

3/4〜1オンスのルアーがぴったりですね。



キンコ〜ン♪

ここでワンポイントアドバイスです。

ダイレクトリールのハンドルやノブを曲げない合わせかたを身につけましょう。


ダイレクトリールにはクラッチや逆回転防止機能、ドラグなどが基本ありません。

なのでキャスト後はハンドルから手を離さないようにします。

合わせの衝撃がモロにハンドルに伝わるので曲がりやすいわけです。


右ハンドルの場合

魚がヒットしたらハンドルを右手でホールドした状態で、巻き合わせはしません。

タックルを持っている左手を右半身に引きつけるように水平に合わせます。

こうすると左手でロッドのパワーを使って針がかりできるため、ハンドルが曲がりません。


でも実際には巻き合わせになってしまうことが多いですけどね(^^;

ダイレクトリールはローギアでドラグもないため、どんな動作でもフッキングがバッチリきまります。


元気な40アップがかかるとハンドルを巻きにくくなることもあります。

けっこうスリリングで楽しいです。


ハンドルから手を離してボーッとしているときに不意打ちを食らうこともあります。

そのようなとっさの場合は、左親指でスプールを押さえて大合わせを入れます。

勢いよく逆回転するハンドルを持とうとすると、最悪骨折するので危険です。