機能の紹介の続きをしましょう。


私はキャストが下手なので自分が作るルアーは

1フックです。おしリップもお腹のフック1つのみです。

こうすると回収がかなり楽になります。

1フッカーのルアーに疑問を持たれる方も多いと思うのですが、

しっかり釣れます。バイトの8割はフロントフックである、という

話しをご存知でしょうか。フィッシュイーターは頭をかじろうとするからです。

頭から飲み込まないとヒレがのどにつかえてしまいます。


おまけに私はバーブレスです。

さすがにナイスフィッシュをバラすとくやしいですが、

バーブレスの1フッカーは魚のダメージを少なくし、リリースも

早くできます。


だからといっていたずらに1フックにしているだけではありません。

しっかり腹にバイトさせ、よりフッキングしやすくなるための機能を

ルアーに盛り込んであります。


まず、流山ルアーズはカップリグです。

2ピースリグに比べてフックの遊動性があり、針がかりが良いためです。

そしてカップ部分は金属パーツをつけずに、内部にオレンジの夜光塗料を

塗ってあります。これはバイトマークです。

さらにおしリップはリップの位置が後ろに下がっているために

ウォブンロールの回転軸がフックに近くなっていて、タダ巻き中に

フックが暴れません。

そして少しでもフッキングを良くするためにルアーボディーの後半を

くびれさせています。このくびれはフックを腹に沿わせることで

障害物にもかかりやすいカップリグの弱点を補う意味もあります。


もうひとつ紹介したいおしリップのテーブルターンについては次回に。