もっと具体的に紹介しましょう。


まず目を引くのがリップの形です。おしりみたいな形をしています。

なぜこんな形になったのかというと、ジッターバグのカップを

リップにすればメチャクチャ動きのいいサーフェスクランクになるんじゃないか?

と思ったからです。実際にテストルアーの動きはやばかったです。


しかし激しくターンするように泳いでくるルアーではありませんでした。

リップの取り付け位置を前から2センチほどの位置に下げたからです。

アイとリップが離れていることにより、より少ない水の抵抗でルアーは

バランスを崩して泳ぎ始めます。ではなぜアイとリップが離れていると

少ない抵抗で泳ぐのか。てこの原理です。


アイは支点、リップは力点、作用点はルアーのテール部分です。

力点と支点が離れるほど作用点は容易に動きますね。


おしリップは支点であるアイから力点であるリップがオフセットしていて、

なおかつ左右に離れていることから、かなりのスローリトリーブでも

巻き始めからテールをメトロノームのように振って泳いできます。

さらにリップの角度が少し寝ているため、テールだけが水面から出ていて、

引き波を立てるというより水をかき混ぜます。

浮力が高くて大き目のボディーからは想像つかない泳ぎっぷりです。


まだ紹介したい機能があります。それは次回に。